2020 Fiscal Year Annual Research Report
がんサバイバーの循環器疾患:がん特異的危険因子解明とリハビリテーション効果検証
Project/Area Number |
20J01952
|
Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
村田 峻輔 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
|
Keywords | がんサバイバー / 循環器疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は安全なVPN接続基盤であるSINETを構築し、国立がん研究センターと国立循環器病研究センター間の接続が可能となった。実際にデータベースを運用する中でサーバーの増築作業なども実施し、基盤構築の一つとして安全な接続となった。がん登録データやDiagnosis Procedure Combination (DPC)データについて事前に定義書を見て理解を深めていたが、実際にデータを見ながら定義書読み直すことでさらに理解を深めた。大規模なデータベースではあるがデータハンドリング技術について蓄積していたため、適切にデータ構築作業を進められている。 治療コードリストなどについてはすでに作成ずみではあるが複数回入院がある際やがんと循環器両方で行われうる治療などについて微修正を行う必要性が生じたため、再作業を進めている。各がん種における循環器疾患の記述を進めており、まずは取り上げて乳がんの記述のみを行っている。今後は多様ながん種について網羅的に記述分析を展開していく予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
今年度はデータベース基盤整備のみの予定であったが、実際に分析に取り組むまで着手できたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は多様ながん種について網羅的に記述分析を展開していく予定である。また、化学療法や放射線治療に関しても取り上げて分析を進めていく。
|