2021 Fiscal Year Annual Research Report
がんサバイバーの循環器疾患:がん特異的危険因子解明とリハビリテーション効果検証
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20J01952
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
村田 峻輔 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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Keywords | がんサバイバー |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は各がん種における循環器疾患の罹患率を記述した。日本において高い罹患率が報告されている7種のがん(乳、子宮頸、大腸、肝細胞、肺、前立腺、胃)を対象に各循環器疾患罹患率を記述し、不整脈と心不全の罹患が高かった。また、各がん種別に循環器疾患を記述したところ、肺がんと肝細胞がんにおいて循環器疾患の罹患が高かった。また、肺がんと肝細胞がんそれぞれにおいて、どのような特性が循環器疾患発症に寄与しているのか探索的に分析したところ、化学療法と外科療法の実施が高い循環器疾患罹患と関連していた。これらの成果をまとめて学会発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は予定通り記述研究などの分析を推進できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
リハビリーテンション効果についての分析を推進していく。新たなデータ整備が必要となったため、データ整備に追加で時間を要すると見込んでいる。
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Remarks |
学会発表の成果について3つのwebメディアに取り上げていただいた。
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Research Products
(5 results)