2022 Fiscal Year Annual Research Report
Constructing an evolutinarily-adequate theory of syntax
Project/Area Number |
20J20039
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
松本 大貴 京都大学, 人間・環境学研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
|
Keywords | 生成文法 / 情報構造 / 韻律論 / 形式意味論 / 形式語用論 / 言語進化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、理論言語学の代表的国際誌Linguistic Inquiryに、正規論文が一本採択された。それに加え、日本英語学会第40回大会、JCoLE、そしてWAFL 16での口頭発表(うち一件は共同発表)を行い、それぞれの成果について、査読付き論文として掲載が決まった。また、理論言語学分野の代表的国際学会GLOWでのポスター発表や、日本英語学会春季国際フォーラムでのポスター発表も行なった。
さらに、採択された論文以外にも、English Linguistics、Studia Linguistica、Semantics & Pragmatics、Journal of Semanticsに単著論文を投稿中であるのに加え、Linguistic Inquiryにも1件、共著論文を筆頭著者として投稿中である。
当初の予定では、本年度には、これまでの研究結果をまとめ、その成果を機械的に実装し、言語能力の進化シミュレーションを行う共同研究を予定していた。しかしながら、新型コロナウイルスの猛威の影響を受け、そのような共同研究を行うことが困難となった。したがって、止むを得ず研究の方向転換を行い、これまでの研究成果をより洗練させ、理論的な考察と経験的実証に注力した。その結果として、国内外の学会での発表や論文執筆を精力的に行うことができた。それに加え、パンデミックが落ち着いたのちに行う予定である共同研究の基盤となる理論を、より洗練させることができた。前者の成果は、Linguistic Inquiryに採択された論文に、そして後者の成果は、JCoLEにおける口頭発表やその大会発表論文に見ることができる。加えて、それ以外の論文も国際誌に5件投稿中であることも踏まえると、本年度行った理論・実践研究は、パンデミックによるあらゆる実践的弊害の元で、可能な限り効率的かつ精力的に行われたものと判断できる。
|
Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(9 results)