2022 Fiscal Year Annual Research Report
分子化学組成比を用いた宇宙線イオン化度の測定と宇宙線が銀河形成に及ぼす影響の解明
Project/Area Number |
20J22050
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
吉村 勇紀 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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Keywords | 電波天文学 / 宇宙線 / 銀河 / 宇宙化学 / ALMA |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の肝である、NGC253中心部に対するALMA望遠鏡の分光撮像観測プロジェクトALCHEMIのデータ解析が進み、複数の共著論文として発表した。一方で宇宙線イオン化度を測定する上で不可欠なOH+/H2O+の直接観測については、筆頭提案者としての観測提案が継続プロジェクトとしてcycle 9でも引き続き採択された。Band 9/10という、天候条件の制約から観測時間が限られる周波数帯ながら、一部観測が実行されデータ解析を進めた。また、2022年度末から2023年度初頭にかけて、野辺山45m望遠鏡による観測を実施し得られた、オリオンA領域の分光撮像データについても、水素再結合性強度と星形成率の関係性について解析を進めた。これはNGC253中心部における星形成率を求めるための信頼できる手法を確立するものである。ALMAおよび野辺山45m望遠鏡で得られた解析結果については、論文にまとめ査読誌に投稿準備中である。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] ALCHEMI Finds a “Shocking” Carbon Footprint in the Starburst Galaxy NGC 2532022
Author(s)
Harada Nanase、Mart?n Sergio、Mangum Jeffrey G.、Sakamoto Kazushi、Muller Sebastien、Rivilla V?ctor M.、Henkel Christian、Meier David S.、Colzi Laura、Yamagishi Mitsuyoshi、Tanaka Kunihiko、Nakanishi Kouichiro、Herrero-Illana Rub?n、Yoshimura Yuki、Humire P. K.、Aladro Rebeca、van der Werf Paul P.、Emig Kimberly L.
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Journal Title
The Astrophysical Journal
Volume: 938
Pages: 80~80
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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