2022 Fiscal Year Annual Research Report
抗体及び機能性ペプチド内封型脂質ナノ粒子開発による抗体の細胞内抗原への展開
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20J23340
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
平井 勇祐 京都大学, 薬学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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Keywords | 脂質ナノ粒子 / タンパク質送達 / pH応答性脂質 / 抗体医薬 / 抗体内封脂質ナノ粒子 |
Outline of Annual Research Achievements |
抗体を含むタンパク質は、その生体における多彩な効果から、種々の疾患に対しての貴重な医薬品シーズとなりうる。しかし、タンパク質は親水性の高分子であり、細胞膜透過性に乏しい。このため、機能発現の場は細胞外に限局されている。タンパク質を細胞内に送達可能なDrug Delivery System (DDS)の確立は、タンパク質医薬品の適応範囲を細胞外から細胞内に拡大でき、新薬創出を加速すると期待される。 2022年度は、脂質ナノ粒子(LNP)を用いた抗体(IgG)の細胞内送達技術の構築を目指し、pH応答性脂質を用いた核酸医薬の細胞内送達技術に倣い、IgGを内封するLNP調製に着手した。LNPに封入するカーゴは、核酸の様に負電荷である必要性があるため、IgG分子を負に帯電する必要性がある。そこで、抗体とポリグルタミン酸を酸性緩衝液中で混合し、液\液相分離して得られる抗体含有負電荷液滴をLNP内に封入するという新規タンパク質の封入方法を考案し、抗体を内封化した「抗体内封脂質ナノ粒子」の調製を行った。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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