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2020 Fiscal Year Annual Research Report

B細胞性リンパ腫による可溶性インターロイキン-2受容体の誘導メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 20J23420
Research InstitutionJichi Medical University

Principal Investigator

海野 健斗  自治医科大学, 医学研究科, 特別研究員(DC1)

Project Period (FY) 2020-04-24 – 2023-03-31
Keywords悪性リンパ腫 / 可溶性IL-2R / 腫瘍環境
Outline of Annual Research Achievements

B細胞性リンパ腫による可溶性IL-2R産生とその産生誘導メカニズムの解明を行うために、実際のヒト検体を用いた研究を行なっている。本研究では、RNA-Seq解析を用いた解析を行うことを予定しており、安定的なヒト検体の保存が非常に重要である。安定的なヒト検体の保存ができれば、解析に関しては、一度にまとめて行うことができる。
本年は、実際の患者リンパ節組織を用いて、安定的にRNA-seqを施行することができるように、リンパ節検体を保存する方法の検討を行なった。一般的な検体保存を行うと、細胞ダメージが大きく、生検体と保存検体において、細胞表面の発現やRNAの発現が変化してしまい、安定的な保存は困難であった。そこで、シングルセル解析の手法を参考に、安定的にヒト検体を保存する方法を確立した。現在は、ヒト検体を保存しながら、検体数を増やしている。一方で、COVID-19の影響で、研究を中止せざるをえない期間が生じてしまった影響もあり、研究自体は遅れている状況である。
ヒト検体を確保した後に行う、フローサイトメトリーによるソート、RNA抽出、DNAの合成などのRNA-seqを行うまでの実験手法についての確立も本年に行っており、ヒト検体が集まればいつでも解析ができる状況となった。
実際のRNA-seq解析に関しては、解析方法の確立を目指し、研究を行なっている。
令和3年度中に、保存しているリンパ節検体を、まとめてRNA-seqを施行する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

ヒト検体を用いる研究の立ち上げを行なっており、研究の立ち上げに、非常に時間がかかっている状態である。また、COVID-19の影響で、研究を中止せざるをえない期間が生じてしまった影響もあり、B細胞性リンパ腫と可溶性インターロイキン-2受容体の関連を解明する研究自体は遅れている。

Strategy for Future Research Activity

本研究は、ヒト検体を用いる研究であり、安定的にヒト検体を保存する方法が重要である。令和2年度を通して、安定的にヒト検体を保存する方法を確立した。当初の、研究計画と比較すると、現在は、ヒト検体を集めている状況であり、予定と比較すると研究は遅れている状況である。今後は、ある程度のヒト検体が集まった時点で、まとめて解析を行う予定としており、令和3年度に、本年の研究の遅れを取り戻せるように研究を行っていく予定としている。

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Published: 2021-12-27  

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