• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2020 Fiscal Year Research-status Report

Comprehensive Study on American Novels set on Okinawa

Research Project

Project/Area Number 20K00442
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

渡久山 幸功  琉球大学, 国際地域創造学部, 客員研究員 (20412869)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
KeywordsOkinawa / The Battle of Okinawa / American literature / American novels / U.S. military bases / Postcolonial theory / Travel writing / Island studies
Outline of Annual Research Achievements

研究初年度は、 Sarah Bird (1949- )による沖縄駐留の米軍兵士とその家族を描いた2作品 The Yokota Officers Club (2001)及び Above the East China Sea(2014)の精読・研究を行った。並行して、沖縄県内の大学附属図書館や沖縄県立公文書館・県立図書館およびインターネットを利用して2次資料の収集を行った。両作品に関連する第2次資料の収集を行った。同時に、直接経費で購入した研究書を研究に役立てた。研究論文の完成と研究機関への投稿を計画していたが、コロナ禍での多忙のため、論文完成にいたっていない。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

研究1年目はコロナ禍の影響で、非常勤講師としての大学の講義のための遠隔オンライン授業の研修が続き、前半(前期学期)は、ほとんど研究に取り組むことができなかった。また、沖縄県内の大学付属図書館が数か月にわたって閉鎖され、その他の公立図書館が利用不可だったことも研究に大きく影響した。初年度予算が10万円だったことから、計画通りに第一次資料(小説作品)と第二次資料(研究書籍や論文)などの収集、及び研究作業に努めた。
進捗状況を「遅れている」としたのは、予定していた論文の執筆ができなかったことである。また、学会が中止になったり、沖縄県内大学付属の研究所が、コロナ禍の影響で論文投稿が中止となり、研究発表環境が充分でなかったことも当初予定していた研究進捗が遅れた理由の一つである。

Strategy for Future Research Activity

研究2年目の今年度は、もし残念ながらコロナ禍が継続していく場合には、アメリカへの研修(学会発表、資料収集及び作家へのインタビュー等)は、不可能だと思われる。海外渡航が困難な状況が続くようであれば、作家へのインタビューは、出版社に問い合わせて、作家の電子メールアドレスを取得できれば、電子メールによる質問と返答(回答)の方式でインタヴューを実施できるかどうか検討したい、と考えている。
2年度は、初年度に完成しなかった論文執筆に研究のエネルギーを注ぎたいと考えている。このように今後の推進方策は、当初の予定より、1年ずつずれていき、学会参加のための渡米は、コロナ禍が治まると期待して3年目以降に実施したいと計画している。

Causes of Carryover

初年度は、直接経費の10万円だけを計上し、主に文学作品や研究書の書籍(主に洋書)を物品費として注文したが、数冊が出版社の諸事情で購入不可だったこと、及び、予測していた価格より低いケースが多く、出費予定額を満たさなかったため、来年度への繰り越しとしたため。繰り越し分は、第2次資料を充実させるために2年目に新しく出版されるであろう書籍を中心に注文することを考えている。

URL: 

Published: 2021-12-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi