2022 Fiscal Year Research-status Report
Comprehensive Study on American Novels set on Okinawa
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20K00442
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
渡久山 幸功 琉球大学, 国際地域創造学部, 客員研究員 (20412869)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | Okinawa / US military bases / American Literature / American novels / Island studies / Travel writing / Postcolonial theory / Memoir |
Outline of Annual Research Achievements |
研究3年目は沖縄大学地域研究所の機関誌『地域研究』No.30 2023年号に論考「時代が追い付けなかった作家ーヴァーン・スナイダーの脱植民地主義テキスト―」を掲載した。 所属機関の大学附属図書館のデータ・ベースが使用できなかったため、国立国会図書館・関西館で米国のデータベースからいくつかの英文書評を収集し、Sarah Bird の長編小説2作品に関して論文が一応の完成させた。 昨年に引き続き、コロナ禍の影響で海外への渡航が難しく、さらに、物価急上昇のあおりを受けて渡航・宿泊経費の高騰するなかアメリカへの研究旅行を見合わせた。アメリカ人作家2名と電子メールでのコンタクトすることができた。しかし、上記の理由及び作家のスケジュール・体調関係からインタビューを実施する機会を持つことは叶わなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
個人的な家庭の諸事情(親の介護など)で、3年目の前半は研究を行うことが出来ず、予定していた A Destiny between Two Worlds: A Novel about Okinawa (Jacques L. Fuqua 2015) 及び Okinawa Moon (Arthur C. Oroz 2013)に関する資料収集が一向に進まず、論考執筆が出来なかった。しかし、「時代が追い付けなかった作家ーヴァーン・スナイダーの脱植民地主義テキスト―」の論考を発表したので、「やや遅れている」と自己評価した。論文の執筆が予定より少なかったことがマイナス要因である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究4年目の研究計画は、研究が遅れていることを考慮して、積極的に研究活動を進めていきたい。まず、具体的な予定としては、10月に日本アメリカ文学会の年次大会で Sarah Bird の二つの沖縄小説に関する論考研究発表することになっている。Destiny between Two Worlds 及び Okinawa Moon の2作品に関する研究論文や書評などの第2次資料の収集のために、大学の講義のない9月もしくは3月の休暇期間中に渡米を計画している。その時に、作家へのインタビューの実施や学会発表にこぎつけるように最善の努力を尽くしていきたい。
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Causes of Carryover |
研究3年目は、コロナ禍と個人的な家庭の事情(介護のための親との同居)のために、アメリカへの研究旅行(学会発表、作家のインタビュー、2次資料収集)を行えず、予算消化が計画通りに出来なかったため、研究4年目への繰り越しとなった。次年度は、国際航空運賃、海外滞在費、現地アメリカの物価高騰で懸念される面もあるが、度重なる予算の繰り越しのため、渡米して集中して研修成果をあげる努力をする予定。
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Research Products
(1 results)