2023 Fiscal Year Research-status Report
対抗文化期から遡行する冷戦期合州国表象文化(史)の研究
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20K00447
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Research Institution | Shokei Gakuin College |
Principal Investigator |
中山 悟視 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 准教授 (40390405)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚田 幸光 関西学院大学, 法学部, 教授 (40513908)
村上 東 秋田大学, 教育文化学部, 非常勤講師 (80143072)
大田 信良 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90233139)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 冷戦 / 対抗文化 / ソフトパワー |
Outline of Annual Research Achievements |
塚田は、映像作品に関する研究と、文化研究の論考を精力的に続けている。2023年6月にはアジア系アメリカ文学会のシンポジウムに登壇し、『ノマドランド』に関する報告をした。2023年9月には、ウィリアム・フォークナー協会の全国大会シンポジウム「ノンフィクショナル・サウス」において、冷戦時代におけるニューディール文化生成に関する報告をした。 中山は、辻和彦氏との共編著『ナラティヴとダイアローグの時代に読むポー』の中で、19世紀作家ポーと20世紀作家ヴォネガットを介して、小説というメディアとアメリカ社会における文化生成との関係について検討するインタビュー記事を掲載した。 大田は、英文学と批評の関係性について精力的に研究業績を重ねている。特に本年度は4つの雑誌に論考を掲載した。英文学を中心に、国民国家/ネーション/シティズンシップをめぐる論考は、次年度刊行する予定の共著に寄稿された研究にとって非常に重要なものとなっている。 村上は、共著の編集および原稿集めの作業に注力しており、次年度にはこの共著を完成させる用意を整えた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究のまとめとして出版を予定している共著の編集・完成に時間がかかっているため、進捗が遅れてしまっているが、次年度中には共著を刊行させ、本研究を完了させる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
共著へ掲載される論考を早くすべて集め、年度中なるべく早く出版できるように、出版社とともに計画している。
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Causes of Carryover |
本研究のまとめとして出版を予定している共著の編集・完成が遅れ、年度を越えてしまったため、その出版費用として、次年度使用額が生じた。残額は、次年度の出版費用に使用する計画である。
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Research Products
(7 results)