2020 Fiscal Year Research-status Report
Documentation and Grammatical Description of Endangered Language Hezhen
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20K00580
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Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
李 林静 成蹊大学, 法学部, 教授 (40567418)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 危機言語 / ヘジェン語 / ドキュメンテーション / 文法記述 / ツングース諸語 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は中国黒龍江省に分布するツングース系言語であるヘジェン語を対象に、①これまでフィールド調査によって得られた資料をもとにヘジェン語の形態・統語構造を詳細に記述すること、②ヘジェン語のドキュメンテーションを行い、得られた音声・映像資料を文字化し、文法情報を付して成果を刊行することである。 2020年度の研究実績は下記の通りである。 ドキュメンテーション研究関連:2020年12月に、過去(2019年8月)に収集したヘジェン語による語りを文字化し、文法情報及び日本語、中国語訳を付し、テキストを公表した。 研究発表:2021年3月に、2020年度第3回「「アルタイ型」言語に関する類型的研究」共同利用・共同研究課題研究会にてヘジェン語の定動詞接辞-reの形態、機能についての発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度のコロナ禍の影響により、8月-9月に予定していた中国黒龍江省におけるヘジェン語のフィールド調査を行うことはできなかった。 新たな映像、音声資料が収集できなくなったが、過去に収集した資料の整理、分析をするなど研究時間の配分を調整した。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年9月-2023年8月、在外研修の機会に恵まれ、上海外国語大学言語学院客員研究員として中国に2年間滞在することとなった。上海を拠点にし、黒龍江省にフィールド調査を頻繁に出かけることが可能となったため、2020年度に調査できなかった分を挽回することができると考えている。
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Causes of Carryover |
理由:新型コロナ感染症の拡大により、中国への渡航が困難となったため、当初予定していた中国黒龍江省におけるフィールド調整を行うことができなった。 使用計画:2021年度9月より在外研修(中国上海)に行くため、黒龍江省におけるフィールド調査を頻繁に実施することが可能だと見込んでいる。また、9月から、中国の研修先における研究環境を整えるために、研究費を執行する予定である。
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Research Products
(2 results)