2021 Fiscal Year Research-status Report
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20K00589
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
岡見 友里江 中京大学, 国際学部, 講師 (60823185)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 色彩語 / 形容詞 / スペイン語 / 名詞句 / 語順 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度はまず、学会発表として、7月に行われた関西スペイン語学研究会において、「スペイン語の語類の概念とその定義」というタイトルで発表し、多くのフィードバックを得ることが出来た。10月にはポーランドで行われた、言語学の国際学会であるLinguistics:Beyond and Whithin (LINGBAW2021)において、日本語、英語、スペイン語の名詞句内での形容詞の語順について、色彩語という観点からオンラインでの学会発表を行った。今回のLINGBAWでは合計70以上の研究発表があり、自分の発表以外でも多くの研究発表を聞くことが出来、活発な議論が交わされた。また、11月には台湾の文藻外語大学における第一回スペイン語言語学における国際学会、I Congreso Internacional Desafíos del Español de la Universidad Wenzao: Primeros retos del español en Asia (CIDEWEN)においてスペイン語の色を表す形容詞について日本語と英語の対照研究を行った。 また、論文においては、昨年度のロマンス語学会で発表した内容をもとに、「スペイン語における色彩語による名詞修飾」というタイトルで『ロマンス語研究』(第54号, p.17~26)に論文を執筆した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2020年度、2021年度の2年間で、学会発表が4つ、発表論文が日本語で書かれた者が1本と、2022年度中にスペイン語で書いた論文をもう一本予定している。色彩語の日英西語の対照研究において、順調に成果を出してきていると思う。今年度も海外でのオンラインによる学会発表や、国内外の研究会などで研究成果を発表していきたい。あわせて、色彩語に関する論文執筆も続けて成果をだしていきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、2021年度に台湾の文藻外語大学における第一回スペイン語言語学における国際学会で発表した内容をスペイン語で論文にまとめることと、国内外の学会、研究会にオンラインで参加し、できれば自分の研究発表ができることを目指していく。また、おなじ色彩語の研究者の方々と密にコミュニケーションをとりながら、自分の研究をこれまで通り推し進めていきたいと思っている。
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Causes of Carryover |
Covid19により、海外の学会発表がオンラインに切り替わり、その分の交通費や滞在費がかからなくなったため、想定よりも低い額の使用となった。今年度も国際学会への参加を予定しているが、その旅費、滞在費に使用する予定である。もし、今年度も海外渡航が難しい場合は、次年度に繰り越す予定である。
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Research Products
(4 results)