2022 Fiscal Year Research-status Report
度量句が関わる計量の意味的制約:構成性の原理の解明に向けて
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20K00661
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
中西 公子 明治学院大学, 文学部, 教授 (30598751)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 形式意味論 / 比較構文 |
Outline of Annual Research Achievements |
3年目に当たる2022年度は、これまでに得られたデータに基づき理論的考察を行うことに重点を置いた。具体的には、前年度に続き「日英語の比較構文が意味的性質によってexplicit comparison と implicit comparison に分類できる」という Kennedy (2007) の分析に基づき、日本語の比較構文の意味的制約を検討した。先行研究では「より」を用いた比較構文に焦点が置かれてきたが、あまり注目されてこなかった「以上に」比較構文と対比させることで、両者の意味的性質がより明らかになることを論じた。この研究成果の一部を招待公演で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
国際学会の中止やオンライン開催のみの実施などにより、研究発表の場が制限された。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間を1年延長し、国際学会での発表と学術雑誌への投稿を行う。
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Causes of Carryover |
国際学会の中止やオンライン開催により、旅費が必要なくなったため。本年度は、学会発表のため国内・海外出張を行う予定である。
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Research Products
(1 results)