2024 Fiscal Year Annual Research Report
認知特性により学習に困難を示す日本語学習者への支援体制構築に向けた基礎的研究
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20K00703
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| Research Institution | International Christian University |
Principal Investigator |
武田 知子 国際基督教大学, 教養学部, レクチャラー (80409804)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
保坂 明香 立教大学, 日本語教育センター, 教育講師 (40833116)
澁川 晶 国際基督教大学, 教養学部, レクチャラー (60322327)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 日本語学習者 / 認知特性 / 学習困難 / 発達障害 / 精神障害 / 支援事例 / 質問紙調査 / 聞き取り調査 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、認知特性によって日本語学習に難しさを抱える日本語学習者の事例と当該学習者への支援事例を収集し、大学等高等教育機関における日本語学習者支援の体制構築の一助とすることであった。 2024年は、2023年に続き、9名の日本語教員へのインタビューデータを質的に分析し、分析結果を学会発表および論文にまとめた。さらに、最終年度のまとめとして、研究成果を共有するためにウェブサイトを作成した。 発表は、日本語国際教育学会(2024年8月アメリカウィスコンシン州)で、「大学における日本語教員の学習者支援 -半構造化面接から見えてきた教員の工夫と困難点」という題目で行った。教員は、支援内容を、書類に記載された申請項目だけでなく、授業の様子や学習者本人からの聞き取り、周りの学習者への影響を配慮し、総合的に判断した上で決定していることを報告した。さらに、支援については、当該学習者の個別指導をする、教材に手を加える等、直接的な支援だけでなく、授業全体の進め方や教材を変更する、必要な支援を大学に働きかける等していたことを発表した。支援の困難点として、支援申請のタイミングの遅さ、情報共有が十分ではないといった点を指摘した。 発表後、支援の背後にある日本語教員の支援についての考え方や方針という視点を加え再分析をし、「日本語教育における教育的対応―学習者支援のために日本語教員ができること―」という題目で論文(投稿中)にまとめた。 さらに、ウェブサイト「学習に困難がある日本語学習者への学習支援」https://www.nu-cd.jp/nihongo.shien/ を作成し、研究成果の共有、日本語学習者の特性と困難点や先行文献などの情報提供、支援事例を紹介している。サイトは、訪問者が閲覧するだけでなく、支援事例や論文情報を投稿できる設定となっており、サイトが情報交換の場となるよう考慮して作成した。
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