2020 Fiscal Year Research-status Report
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20K00721
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
嶋津 拓 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (90437848)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 国際文化交流 / 日本語普及 / 言語政策 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在、日本政府およびその関連機関は、「文化その他の分野における国際交流」あるいは「国際文化交流事業」の一環として、「日本語の普及」(以下、日本語普及と言う)を重視している。しかし、応募者が科研費を得て2015年に実施した調査の結果によれば、日本国民は日本語普及という営みをそれほど重要視していないことがわかった。 このような状況に鑑みて、本研究においては、日本語普及に関する政策の立案過程を分析するとともに、その過程において日本政府およびその関連機関は、日本国民に対して日本語普及の意義をどのように説明してきたのか、また、日本国民の意見や認識を如何なる形で、その政策立案に反映してきたのかを明らかにすることを目的としている。 しかし、令和2年度は、新型コロナ・ウィルス感染症の国内外における流行や、本務校が所在する埼玉県に対する緊急事態宣言の発令等により、教育面における各種変更に多くの時間を割かざるをえなかったため、研究活動そのものが滞る結果となった。また、本研究のための実地調査や対面調査を実施することもできなかった。このため、本研究に関しては、文献調査のみを行ったが、その文献調査においても、充分な数の文献にあたることが困難だっため、令和2年度の実績は、下記の1点にとどまる。 嶋津拓(2021)「堀田善衛と戦時下の国際文化振興会-国際文化交流史研究の観点から『若き日の詩人たちの肖像』を読む-」『埼玉大学日本語教育センター紀要』第15号、pp.17-29
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナ・ウィルス感染症の国内外における流行や、本務校が所在する埼玉県に対する緊急事態宣言の発令等により、教育面における各種変更に多くの時間を割かざるをえなかったため、研究活動そのものが滞る結果となった。また、本研究のための実地調査や対面調査を実施することもできなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナ・ウィルス感染症の流行状況に注目しつつ、感染がある程度まで収まった場合には、実地調査や対面調査を行う予定。
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Causes of Carryover |
令和2年度は、新型コロナ・ウィルス感染症の世界的な流行拡大により、必要な実地調査および対面調査等ができなかったため。令和3年度は、感染状況を確認の上、必要な実地調査・対面調査を行う。
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