2022 Fiscal Year Research-status Report
外国人介護労働者の受け入れと日本語教育政策に関する研究
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20K00728
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Research Institution | Ritsumeikan Asia Pacific University |
Principal Investigator |
布尾 勝一郎 立命館アジア太平洋大学, 言語教育センター, 准教授 (90448019)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 秀樹 長野大学, 社会福祉学部, 教授 (40453401)
杉本 篤史 東京国際大学, 国際関係学部, 教授 (60267466)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 外国人介護労働者 / 日本語教育政策 / 経済連携協定(EPA) / 外国人技能実習制度 / 特定技能 |
Outline of Annual Research Achievements |
アジア諸国からの外国人技能実習生や留学生などの増加を背景に、日本に在留する外国人数が急増を続けている。それに伴い、外国人受け入れ態勢の整備が急務となっている。本研究では、日本における外国人労働者、とりわけ介護労働者の受け入れと日本語教育政策のありかたを中心に多角的に分析を行い、問題点についての提言を行う計画である。具体的には、外国人介護労働者について論じた国会や中央省庁、新聞の全国紙といった公開資料について分析するとともに、関係者へのインタビュー調査も行う予定である。 研究計画3年目となる2022年度は、外国人技能実習制度に基づく外国人介護労働者の受け入れについて、国会会議録検索システム(https://kokkai.ndl.go.jp/#/)を用いて収集したデータを基に、彼女ら/彼らに対する日本語教育に関する国会での議論について、その特徴の分析作業を行い、関連学会において発表した。その後は、これまでの分析を踏まえ、外国人介護労働者を雇用している事業者へのインタビュー調査の準備作業を行った(対象の検討や、質問項目の検討など)。 また、法律学の観点からは、外国人介護労働者の言語権についての理論的検討を引き続き行っているが、その前提となる議論として、日本における日本語教育のあり方を言語権という視点から多角的に検討している。特に2019年に施行された日本語教育推進法が研究者によってどのように議論され、また現実の政策に反映されているかの検討を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の流行の影響等により、資料収集やデータの分析・打ち合わせ、また、介護関係者に対する実態調査の調査設計の検討に支障を来しているため、当初計画よりやや遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
外国人介護労働者に対する日本語教育について国会での議論や政府資料・報道・先行研究等を分析し、まとめる作業を引き続き行う。また、それらの研究を踏まえ、介護事業者に対する聞き取リなどの実態調査も行う予定である。新聞報道や関係省庁の資料の分析に加え、それを踏まえた実態調査も行う計画である。
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Causes of Carryover |
研究計画の進捗がやや遅れていることに伴い、研究計画の延長を申請し、承認されたことにより、次年度使用額が生じた。 資料収集費、介護事業者等に対する実態調査、成果報告、旅費、その他研究遂行に必要な機器の購入等に充てる計画である。
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Research Products
(2 results)