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2020 Fiscal Year Research-status Report

自然言語処理CUIアプリケーションの汎用GUIコーパスツールへの組み込み

Research Project

Project/Area Number 20K00742
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

今尾 康裕  大阪大学, 言語文化研究科(言語文化専攻), 准教授 (50609378)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywordsコーパスツール / テキスト処理
Outline of Annual Research Achievements

初年度である2020年度は、LET関西支部の依頼によりアプリケーションの現行バージョンでウェブチュートリアルを作成した。本研究では開発中の次期バージョン用のチュートリアルを作成する計画であるが、そのための準備の位置づけとして、アプリケーション操作ごとに分割したビデオクリップ作成などを試した。また、大学院授業で当該アプリケーションを使用し、受講生からクリップについてのフィードバックを得た。
アプリケーション開発では、すでに開発を始めていた文法タグ付の及びそれを利用した文法検索機能を実装し直すところから手をつけた。まずは、タグ付に利用する外部CUIアプリケーションのバージョンアップに伴い、そのデータを利用するためのデータベースを再構築するとともに、これまでテストしてきたものよりも大きなデータベースを作成し、データベースの修正及び効率的なインデックス付与を検証した。また、それに伴って検索処理の大幅な変更を行なった。また、開発途中のバージョンは、大学院の授業で受講生に使用してもらうとともに、学内の教材開発プロジェクト研究員に使用してもらってフィードバックを得て、バグの修正や機能の追加などを行なって開発を継続した。
初年度の年度末には、おおよその機能の仕様を固め大きなバグを修正できたため、次期バージョンに追加した他の機能とともに文法検索機能の追記を含めたマニュアルの改訂作業を開始した。当初は年度内におおよその改訂を終了させる予定であったが、当該年度中にApple社がリリースしたOSのバージョンアップでユーザーインターフェイスの変更があり、それに伴う修正が必要となったため、ほぼ全面的な改訂が必要となり、改訂作業終了は次年度 (2年目) 前半を見込んでいる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究の初年度は、自然言語処理CUIアプリケーションをGUIアプリケーションに組み込むためのCUIアプリケーションの機能把握及び、それを組み込んだGUIアプリケーションの次期バージョンの開発をする予定であった。
概要にも書いた通り、今年度前半で、文法タグ付のアプリケーションのバージョンアップに伴い、その機能把握とその組み込みのためのデータベースの再設計と検索の効率化を行い、後期には限定的に公開して利用してもらい、フィードバックに基づいてバグの修正や機能の調整・追加などを行なった。年度末には、おおよその初期仕様が固まり、マニュアルの改訂作業に入った。
また、次年度以降に本研究で作成予定のアプリケーションのチュートリアルに関して、今年度前半に英語教育系の学会に依頼されたWebチュートリアルで、本研究で作成するチュートリアルの形に近いものを作成し、その問題点・改善点を探ることができた。

Strategy for Future Research Activity

初年度に追加した文法検索の機能を反映させたマニュアルの改訂作業を進めるとともに、機能のバグの修正作業と機能の微調整を続け、夏までには改訂したマニュアルとともに次期バージョンのGUIアプリケーションを公開する予定である。
また、公開後には、次期バージョンに基づくチュートリアルの作成を開始し、年度末には、基本的な機能及び新機能のチュートリアルを公開したい。その他の応用的な機能については、機能追加してから時間が経っているため、その修正をしつつ来年度以降にチュートリアルを作成し公開をしていきたい。
文法検索以外の自然言語処理CUIアプリケーションとの連携については、トピックモデリングやWord2Vecなどのアプリケーションの機能把握を開始するとともに、GUIアプリケーションに組み込み・連携可能かどうかを検証していく。次年度後半には、組み込み・連携可能と判断したものを利用できるようにGUIアプリケーションの開発を進める。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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