2021 Fiscal Year Research-status Report
工学分野の語学と実習を同時に学べる多言語e-learning教材の開発と授業実践
Project/Area Number |
20K00751
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Research Institution | Institute of Technologists |
Principal Investigator |
土井 香乙里 ものつくり大学, 技能工芸学部, 講師 (60409703)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
保崎 則雄 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (70221562)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | オンライン教材 / テクノロジー分野の英語 / 自主学習オンライン教材 |
Outline of Annual Research Achievements |
英語が苦手な学生でも、自身の専門(テクノロジー)の実習にはとても興味を持ち学習を行うことから、テクノロジー分野の専門英語を題材にし、学生たちが楽しく学習可能なe-learningオンライン教材の制作を行ってきた。 コロナ渦以来、遠隔授業中心であったため、学内でのオンライン教材の使い方にも学生が慣れており、手始めに授業で主に使用してきた「Google Form」形式のオンライン自主学習教材の開発を行ってきた。 初年度次年度と、研究協力者の協力を得て、学習コンテンツ中心に教材制作を行ってきた。題材として、所属勤務先の学生たちが1年生で主に実施する実習に関わる内容、例えば、旋盤、フライス盤、レーザー加工機、鋳造、鍛造、溶接を手始めに、その後専門でよく使用する機械(3Dプリンタ、CAD、射出成型機など)の専門用語やそれらを使用する場面会話例を英語で作成し、さまざまな形式の学習教材の制作を行った。 今後も、研究期間の間に、さらに専門分野の用語等を使い、学習コンテンツを増やす予定である。また、これまでGoogle Formでコンテンツ制作を行ってきたが、オンライン教材の媒体として、e-learning制作ソフトを活用し、さらに学習しやすい、また、学生たちが興味をっもって学習可能な教材制作を行っていく予定である。制作した教材を「技術英語」などの授業で試用し、学習効果等を測り、また、教材の形態での学習の違いや効果について、制作したオンライン教材の評価を行う予定である。 英語学習に苦手意識を持っている学生が多い理系分野の学生でも専門内容を扱った語学教材を、紙媒体等よりも興味を持って自主学習ができるオンライン教材となると思われる。 本研究プロジェクトのテーマである「多言語」については、現在、一部中国語で表記も作成し、留学生向けにも学習しやすい教材になると思われる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ過の授業形態変更により、授業運営により時間がかかったため、当初予定していたよりは、コンテンツ制作に時間がかかっているが、今後は、コンテンツ作成を継続しながら、他外国語表記作成、オンライン教材の他の媒体での教材制作を進める。
さらに今年度の早い段階で、授業での試用を行い、制作したオンライン学習教材の学習効果や使いやすさ等について、アンケート調査、教材の評価を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も、研究期間の間に、さらに専門分野の用語等を使い、学習コンテンツを増やす予定である。問題形式についても、英語が苦手な学生たちが、より興味を持ち学習が可能なさまざまな形態の教材を検討・再策を行う。 また、これまで学生たちがオンライン授業で慣れている Google Formでコンテンツ制作を行ってきたが、オンライン教材の媒体として、より魅力的な形態を作成可能な e-learning制作ソフトを活用し、さらに学習しやすい、また、学生たちが興味をっもって学習可能な教材制作を行っていく予定である。 さらに制作した教材を勤務先の英語授業「技術英語」などの授業で試用し、学習効果等を測り、また、教材の形態で見られる学習の違いや効果について、制作したオンライン授業について。学生へのアンケート調査などを行い、教材の評価を行う予定である。 英語学習に苦手意識を持っている学生が多い理系分野の学生でも専門内容を扱った語学教材を、紙媒体や従来の教材等よりも興味を持って自主学習ができるオンライン教材となるよう、検討・制作を継続する。
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Causes of Carryover |
コロナ渦で、海外国際会議で数回研究発表出張をしようと考えていた分を延期したため。 また、初年度から、e-learning教材制作ソフトをすぐに購入せず、無料のGoogle Form を使用して教材制作を開始したため、すぐに使わなかったため。
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