2023 Fiscal Year Research-status Report
第二言語の語彙習得における類似性と非類似性の効果ー事象関連電位から探る語彙指導法
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20K00756
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Research Institution | Tsuda University |
Principal Investigator |
星野 徳子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (70609841)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 第二言語 / 単語認識 / 語彙産出 / 語彙学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は日本語を母語とする英語学習を対象に実施した語彙学習の実験のデータの再分析を行った。この実験では,既に知っている英語の単語に新しい意味を組み合わせて学習する場合と新奇語に同じ意味を組み合わせて学習する場合,どちらの方が難しいかを検証した。その結果,既に知っている英語の単語に新しい意味を組み合わせる場合の方が覚えやすいことが示された。第二言語の語彙学習において,学習者は新しい言語形式(form)に意味(meaning)を結びつけることになるが,新しい言語形式を覚えることが認知的負荷に繋がっていること明らかになった。これは,2024年度に実施予定の欺瞞的同根語(false cognates)を用いた実験に興味深い示唆を与える結果となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
学内業務の関係で十分な研究時間を確保することが難しかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は日本語を母語とする英語学習者を対象として,翻訳認識と翻訳産出の実験を実施する。その際,英語を母語とするスペイン語学習者の実験結果を踏まえ,実験のメインタスクである翻訳認識と翻訳産出に加えて,認知コントロールタスクも含める予定である。
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Causes of Carryover |
実験の実施が遅れ,海外での研究発表も行えていないため。
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