2021 Fiscal Year Research-status Report
Emotional intelligence as a mediator between positive and negative emotions and neuro-cognitive performance among Japanese EFL learners
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20K00761
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
マキュワン 麻哉 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (00757354)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MCEOWN KRISTOPHE 早稲田大学, 理工学術院, 准教授(任期付) (00794306)
ELLINGER JAMES 東京大学, 教養学部, 特任講師 (60761434)
西田 理恵子 大阪大学, 言語文化研究科(言語文化専攻), 准教授 (90624289)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | Emotional Intelligence / Burnout / Engagement / Stress |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、昨年度に続き当該研究に関するの質問紙データを分析した。主に、質問紙では、英語を第二言語として学ぶ日本人大学生を対象に、Trait Emotional intelligence、ストレス、バーンアウト、エンゲージメントの関係を調査している。参加者は184名で、時系列で測定するため学期開始時と学期終了時の2回に渡り回答をしてもらっている。
共分散構造分析および回帰分析の結果、(1)Trait Emotional intelligenceはストレスおよびバーンアウトに対して負の予測因子であることが明らかになった。さらに、(2)ストレスはTrait Emotional intelligenceとエンゲージメントの関係を媒介していることが分かった。また、(3)バーンアウトはエンゲージメントの負の予測因子であった。クラスター分析およびANOVAにより、Trait Emotional intelligenceが高い参加者は低い参加者に比べ、ストレスとバーンアウトのスコアが有意に低く、エンゲージメントのスコアが高いことが分かった。これらの結果は、Trait Emotional intelligenceを高めることで、第二言語学習者のストレスとバーンアウトを軽減し、エンゲージメントを高める可能性を示唆している。
これらを論文にまとめ、現在国際誌に投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ下で、第二言語の授業もオンライン授業が多く、通常の対面授業を想定している質問紙が実施できないため
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、新たな質問紙を作成、実施する予定である。また、go no go task の開発にも取り掛かる。
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Causes of Carryover |
コロナ下で、学会出張等が可能ではなかったため翌年度分として請求いたしました。学会出張が可能ならば、2022年度に使用したいと考えています。
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