2022 Fiscal Year Research-status Report
MS Word を基盤とした理工系学生対象の外国語教育材料開発環境の構築
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20K00768
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Research Institution | National Institute of Technology, Kumamoto College |
Principal Investigator |
松尾 かな子 熊本高等専門学校, リベラルアーツ系人文グループ, 准教授 (30413876)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堤 豊 熊本学園大学, 商学部, 教授 (80227446)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | MS Word / Google Forms / ハイブリッド型授業 / 外国語教育 / 小テスト作成 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,外国語教育用の教材研究に必要な機能をMicrosoft社の MS Word のメニュとして提供し,とりわけ理工系学生を対象とした教材を手軽に作成可能とする教材開発環境を構築することを目的としている。MS Wordメニュ上で提供したいと考えている機能は次の6つである。①専用ブラウザによるテキスト検索・収集機能,②テキスト解析機能,③難易度解析用辞書関連機能,④紙ベースの小テスト問題作成機能,⑤事前学習・事後学習用教材関連,⑥成績管理関連機能。①~④については以前の研究で既に開発済みである。 【R2~3年度】④,⑤について開発を行った。 【R4年度】前期:④および⑤について継続的に開発を行い,正誤問題や語句並べ替え,空欄穴埋めなどの問題テンプレートを用いて,使用する教員の目的と用途に応じた紙ベースの小テストをWordファイルとして提供することが可能となった。 後期:従来の対面型に加えて,ハイブリッド型,ブレンデッド型,オンデマンド型等の授業形式にも対応できるよう,ひとつの問題案からWordファイル(紙ベース),Google スプレッドシートを経由した Googleフォーム(オンラインベース)の小テストが作成可能となった。また,この新機能について, "The IAFOR International Conference on Arts & Humanities in Hawaii 2023",『CIEC春季カンファレンス2023』において,学会発表を行い,希望者に対してこのプログラムのプロトタイプの配布を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在,当初最終年度に予定していた「Web上に(プログラムを)公開し運用実験開始」した状態であり,今後使用者からのフィードバックを参考に必要に応じて改良・修正を重ねていくところであり,おおむね順調に進展していると言える。 また,新型コロナ感染症まん延に伴い,授業形態が対面型からオンライン型,またはハイブリッド型やブレンデッド型,オンデマンド型などへ大幅に変更されたことにより,教員の教材作成にかかる手間が増える結果となったため,これを解消すべく,ひとつのWordファイルデータから紙ベースとオンラインベースの2種類の小テストを作成できる機能を着想し,アプリケーションを制作するに至ったため,おおむね順調に進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,Wordファイル―Googleスプレッドシート―Googleフォーム間の画像データの授受を可能にすることや,Googleフォーム上での作文添削・採点機能の追加など,より個々の教員のニーズに合った細やかな機能をプログラムに搭載させていきたい。必要に応じて,AIなどの新しい技術を取り入れることも検討したい。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は主に新型コロナ感染症まん延により学会参加や発表をオンラインで行う機会が増えたため,旅費の支出が抑えられたからである。令和5年5月より感染症の取り扱いが5類へと引き下げられたため,令和5年度の旅費の支出は増えると思われる。 【令和5年度前期(4月~9月)】令和4年度までに配布を行ったアプリケーションの使用者からのフィードバックを元にアプリケーションの改良を重ねる。また,研究成果を発表できる学会等があれば積極的に参加したい。物品等や旅費として使用予定である。 【令和5年度後期(10月~3月】主に研究成果を発表できる学会等への旅費として使用予定である。
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Research Products
(3 results)