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2021 Fiscal Year Research-status Report

Helping L2 learners to succeed in global society: Investigation of the learning processes of L2 English pragmatic abilities and development of learning materials

Research Project

Project/Area Number 20K00778
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

中浜 優子  慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (50343215)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords語用論的能力 / ストーリーテリング / 発話行為 / 学習環境 / タスク / 認知的習熟度 / 英語熟達度
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は,英語学習者の「語り」や「発話」行為を a)認知的成熟度, b)英語熟達度,c)母語,d)タスクタイプ, e)学習環境という切り口から分析し,習得のプロセスを解明することである.最終的には英語指導法の効果を検証し,それを基に教材開発まで進めることをゴールとしている.初年度である令和2年度に予定していたニュージーランド,シンガポールでの研究打ち合わせや対面でのデータ収集は,令和3年度も引き続き新型コロナウイルス感染状況が改善しなかったため,国外出張ができず, 遂行することができなかった.本来は対面での口頭データ収集も予定していたのだが,叶わなかったため, Google Formによる談話達成タスクという形で発話行為データと中国語母語話者による英語ストーリーテリングのデータの一部,日本語母語話者による日本語・英語のストーリーテリングのデータを収集した.
しかし,結果を分析したところ,改善すべき点が見つかり,現在デザインの見直し中である.その一方,研究の進行は遅れてはいるが,これまで収集した発話行為のデータを参考に,ニュージーランドの研究協力者であるRyan氏その他3名と教材作成を試み, その教材は海外の出版社から2022年5月に出版予定である. この教材作成にあたり,パイロットデータの分析結果からの知見を基に,語用論的内容を担当し,そのプロセスは,本研究の最終ゴールである教材開発を遂行する際に役立つことと確信する.新型コロナウイルスが未だ終息していないものの,三回ワクチン接種したことや諸外国の規制が緩やかになり始めたことから,海外渡航へのハードルが少し下がったので,令和4年度は,これまで見送っていた国外でのデータ収集や,研究打ち合わせ,研究機関訪問,学会参加などを目指している.また,それまでにパイロットデータで改善すべき点を見直し,本研究のデザインを再構築するつもりである.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

昨年度に引き続き,新型コロナウイルスが終息の兆しを見せない中,研究者本人の海外渡航及び,海外の研究協力者の日本招聘が叶わず,ニュージーランド・シンガポールでの対面での研究打ち合わせ,データ収集やESL,EFLの学習環境の違いが発話行為に及ぼす影響を詳しく知るための研究機関・授業観察等も叶わなかった.また研究代表者本人の健康上の理由も重なり,研究の進捗に遅れが生じた.

Strategy for Future Research Activity

ワクチン接種を三回終えたこと,そしてシンガポールとニュージーランド,アメリカへの入国規制が緩和されることが見込まれているので,次年度は, 海外の研究者の協力を得て,データ収集を予定している.本格的な研究への着手は実際のところ秋以降になることが見込まれているが,国内でできることやオンラインでできることはそれまでにもできる限りのペースで行う予定である.秋以降は,ニュージーランドとシンガポールの研究機関での打ち合わせ, 授業観察, ESLデータ収集のための準備・及びデータ収集まではなんとか進めることができればと考えている.夏までの間には,パイロット研究の結果を踏まえ本研究のデザインの見直しをするとともに,関連図書を引き続き読み進める予定である.

Causes of Carryover

前述の通り,初年度同様新型コロナウイルスの状況が改善しなかったため,データ収集・研究打ち合わせ・海外の研究施設訪問などのためのニュージーランド・シンガポール等への国外出張ができなくなったため,計上していた国内外出張費を使うことがなくなったのが大きな理由である.国内出張は,国内での打ち合わせは数回行ったが,ほとんどオンラインだったのでその費用も使うことはなかった.令和2年度,3年度分から繰り越した経費は,次年度の国内外での研究打ち合わせやデータ収集のための出張費,データ分析の補助,学会参加費用などに使用する予定をしている.

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Book (1 results)

  • [Book] Skippers Pass: Homecoming2022

    • Author(s)
      McLarty, P., Nakahama, Y., Ryan, J., Rabbidge, M., Tarau, M. & Kemsley, K.
    • Total Pages
      ー
    • Publisher
      Chasing Time English

URL: 

Published: 2022-12-28  

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