2020 Fiscal Year Research-status Report
ラテンアルファベットによるロシア語音声表記の妥当性に関する研究
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20K00779
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| Research Institution | Sophia University |
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Principal Investigator |
秋山 真一 上智大学, 外国語学部, 准教授 (90636276)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朝妻 恵里子 慶應義塾大学, 理工学部(日吉), 講師 (00744806)
佐山 豪太 上智大学, 外国語学部, 助教 (60824480)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | 音声表記 / ロシア語教育 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
当初、2020年度に予定していた国際学会での発表はコロナ禍の影響により達成できなかった。（今年度オンラインで開催される研究会で発表予定である。）ただ、もともと2020年度は実験を行う前の理論的な分析の整理にあてた期間であったため、コロナ禍の被害は最低限にとどまっている。研究代表者と研究分担者および研究協力者との間の連絡は取れており、今年度の実験実施に向けた準備は整っている。
従来のロシア語入門向け教材で採用されているひらがな・カタカナによる音声表記の特徴分析は終了した。この分析を踏まえ、研究代表者がNHKラジオ講座で採用したラテンアルファベットによる音声表記である「発音のイメージ」をもとに、より適切と思われる音声表記作成のための方針が定まり、研究会での発表の準備を進めている。研究会での発表に対するフィードバックが得られれば、研究分担者・研究協力者との協議の上、音声表記の見直しを行い、必要があれば適宜音声表記方法の修正を行う。
今年度も引き続きコロナ禍の影響を見ながらになるが、ロシア語の原文にひらがな・カタカナのルビを振ったものと、ラテンアルファベットによる発音表記を振ったものの2種類、まったくの予備動作なく読んでもらう実験と、一度ネイティブスピーカーによる発音を聞いてもらった後で読んでもらう実験の2種類、計4通りの発音生成を検証するための実験を行えるよう準備する。それぞれ発生された音声はPCMレコーダーで録音する。予備実験の結果、実験の方法に変更がなされる可能性もあるが、問題がなければ本実験への準備を進める。
ロシア人研究者を招聘する予定だったロシア語音声教育に関するシンポジウムはオンラインでの開催を目指す。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
従来のロシア語入門向け教材で採用されているひらがな・カタカナによる音声表記の特徴分析は終了した。この分析を踏まえ、研究代表者がNHKラジオ講座で採用したラテンアルファベットによる音声表記である「発音のイメージ」をもとに、より適切と思われる音声表記作成のための方針が定まり、研究会での発表の準備を進めている。
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| Strategy for Future Research Activity |
ラテンアルファベットによる音声表記である「発音のイメージ」をもとにした、より適切と思われる音声表記に関する研究会での発表におけるフィードバックを踏まえ、研究分担者・研究協力者との協議の上、音声表記の見直しが必要と判断されれば、適宜修正を行う。
今年度も引き続きコロナ禍の影響を見ながらになるが、ロシア語の原文にひらがな・カタカナのルビを振ったものと、ラテンアルファベットによる発音表記を振ったものの2種類、まったくの予備動作なく読んでもらう実験と、一度ネイティブスピーカーによる発音を聞いてもらった後で読んでもらう実験の2種類、計4通りの発音生成を検証するための実験を行えるよう準備する。それぞれ発生された音声はPCMレコーダーで録音する。予備実験の結果、実験の方法に変更がなされる可能性もあるが、問題がなければ本実験への準備を進める。
ロシア人研究者を招聘する予定だったロシア語音声教育に関するシンポジウムはオンラインでの開催を目指す。
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| Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染拡大の影響により、予定していた学会での発表ができなかったため、旅費は実支出が0円となった。また、研究分担者・研究協力者とのミーティングがすべてZoomになったため紙資料等の準備が不要となり、「その他」の支出が減った。
2021年度において海外・国内への学会・研究会に対面で参加が可能になれば、旅費およびエントリー費などとして支出する予定である。また、オンライン学会であってもエントリー費が必要な大会があれば、そうした学会へのエントリー費として使用予定である。
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