2022 Fiscal Year Research-status Report
英国 Englicious 文法教育プログラムの分析とローカライズ版の作成
Project/Area Number |
20K00786
|
Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
久保田 俊彦 明治大学, 文学部, 専任准教授 (80277722)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 透 明治大学, 文学部, 専任教授 (30193254)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | National Curriculum / Englicious / 文法教育 / 学習指導要領 |
Outline of Annual Research Achievements |
英国ナショナルカリキュラム(National Curriculum; NC)を前提とした、英国国内向け文法教育プログラムがEngliciousである。そのユーザーとして想定される英国内の国語教員と、日本国内の英語教員には、養成課程における文法の取り扱いにも差がある(過去からの経緯を含む)。英国ナショナルカリキュラムと「学習指導要領」の差に加え、この教員側の差という観点を反映した、日本の想定ユーザー向けの手引きを作成し、その内容の一部を「英国 Engliciousプログラムの文法記述: 「節」の場合」として公開した。教員向けの実用的なトピックを多く含むEnglicious開発者らによる書籍の翻訳も進行中で、2023年度中の刊行を予定している。またEngliciousの背後にあるICE-GB, DCPSEコーパスそのものを国内向け教育ツールとして評価する活動の一環として、開発者の主催するコーパスワークショップ(オンライン)にインフォーマントを参加させ、フィードバックを評価し、それを反映した手引きを作成。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の影響で、渡航してのEngliciousプログラムの有効性研究を延期し、日本国内で提供するためのマテリアルのローカライズおよび理論的な評価を優先していたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
渡航の実現性は大きく改善されたので、実地調査についても、再計画して実施の予定。一部についてはオンライン視察も併用の予定。進行中のマテリアル作成と連動し、日本国内の教員向けにアクセシブルな情報の提供を行う。
|
Causes of Carryover |
COVID-19への日本、英国双方の対応により、渡航を伴う実施調査が不可能となり、旅費として計上していた額を中心に、大幅な未執行が生じたため。
|
Research Products
(1 results)