2022 Fiscal Year Research-status Report
Development and Evaluation of a STEM English Curriculum from the Perspectives of English Faculty and Discipline Faculty
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20K00816
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
河野 円 明治大学, 総合数理学部, 専任教授 (20328925)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
J・A Elwood 明治大学, 総合数理学部, 専任教授 (00400614)
福地 健太郎 明治大学, 総合数理学部, 専任教授 (30377022)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ESP / プレゼンテーション / 国際学会発表 / STEM / ラッシュ分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研はSTEM (数理科学系)専攻大学生が必要とする英語力向上プログラム開発を目指している。これまでにSTEM専門家教員と学生を対象にニーズアセスメントを実施し、広範囲に及ぶ多様なニーズを明らかにした。その分析により浮かび上がったのは、国際学会における英語使用の必要性であった。STEM専攻学生が、学術的な国際学会やイベントに参加したり発表したりする場合には、英語でのアカデミックライティングとプレゼンテーションスキルが求められることとなる。そこで2022年度は2観点からの研究、すなわち1)国際学会発表準備ワークショップの設計と試行、そして2)動画録画によるプレゼンテーション演習の効果検証予備調査を行った。 1)国際学会参加準備ワークショップでは、これまでに得られたニーズ分析調査に基づいて、英語教員2名と専門科目教員1名、合計3名の教員が細かな教案と教材を作成した。2022年度に国際学会で発表が決定している学生合計6名に渡航前、事前準備としてワークショップに参加してもらい、その様子を録画し、帰国後は学会での体験とワークショップの効果について振り返りのインタビューを実施した。そこで明らかになった効果と課題について論文にまとめ、2023年度大学英語教育学会(JACET)関東支部大会にて発表予定である。 2)プレゼンテーション準備では発表内容と同時にdelivery (話し方)も重要要素である。Delivery を改善させるため、自分の発表を2回録画して練習する実践を行い、その効果測定を行った。録画された動画データを3名の英語教員が評価し、スコアをラッシュ分析を用いて検証した。その結果は途中経過として全国語学教育学会(JALT)国際大会にて発表した。今後はこの予備調査を拡大して実践し結果を分析する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度はコロナの状況が改善に向かったため、比較的順調に研究を遂行することができた。所属学部の協力を得て参加者を募り、ワークショップの計画と実施を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は研究者向けと学習者向けのホームページを作成してそこでこれまでの成果を含めた情報を発信していく予定である。これらのホームページを使用した教育実践も行いたい。また、実施記録と成果分析については論文にまとめ学会発表を予定している。
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Causes of Carryover |
コロナ禍が収束しつつあったがまだ制約が多く、海外渡航しての国際学会視察が実施できなかったため。
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