2020 Fiscal Year Research-status Report
The Effects of Task-based Intercultural Instruction on the Intercultural Competence of Japanese EFL learners
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20K00825
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Research Institution | Kagoshima Prefectural College |
Principal Investigator |
石井 英里子 鹿児島県立短期大学, 文学科 英語英文学専攻, 准教授 (80580878)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 英語教授法 / 異文化学習 / 異文化教育 / 適性処遇交互作用(ATI) / カルチャー・アシミレーター / 個別最適化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本の英語学習者を対象としたカルチャー・アシミレーターを開発し、カルチャー・アシミレーターの効果的な介入方法を明らかにすることである。3年間で、日本人英語学習者向けのカルチャー・アシミレーターの開発(研究1、2、3、4)と、カルチャー・アシミレーターを使った効果的な英語教育介入方法の研究(研究5)の5つの研究を計画している。コロナによって活動が制限されたため、研究1.外国人からみた日本人との異文化コミュニケーション問題に関するインタビュー調査が実施できなかったが、研究2.日本人からみた外国人との異文化コミュニケーション問題に関しては、日本人と外国人間の文化的衝突問題事例について、日本人の視点からその原因をどのように予測するかを明らかにするために、2020年に留学から帰国した日本人学生を対象に、インタビュー調査を行った。
また、新型コロナウイルス感染拡大による行動自粛で、予定していた上智大学への国内留学(2020年4月~9月)が中止された。この国内留学中に予定していた研究が実施不可能となったが、代替手段としてオンライン研究会を立ち上げ、毎週1回3時間の研究会を継続して行い、本研究に関する内容を発表し、様々な関連分野からの知見を得ることができ、また新たな課題も生まれた。その課題の中の1つとして、日本の英語学習者を対象としたカルチャー・アシミレーターを開発するための準備作業として、本研究の核となるカルチャー・アシミレーターの先行研究のレビュー研究をもっと精査して行う必要性が明らかになった。そこで、2020年度は、この先行研究レビューを中心に、学内でできる研究作業を行った。これまでに発表された日本語と英語で書かれた先行研究を調査し、本学図書館経由で文献を入手した。現在各論文を整理し、レビュー論文を執筆中、2021年度中に投稿予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実績の概要でも述べたように、初年度である今年度は、研究計画の多くがコロナの影響を受け、そのため、本研究計画は全体的に遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
オンライン研究会で明らかになった課題である先行研究の精査とレビューにまず取り組む予定である。
海外での調査に関しては、今後はオンラインでできる範囲で実施するか、別の方向に転換するかを検討する。
実証実験に関しては、感染対策を十分にしたうえで、一度に実施する人数を減らして、実施回数を増やすことで対応したい。
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Causes of Carryover |
今年度、考えていた学会への参加や、海外調査などがコロナによる行動自粛で、行くことができなかったことが大きな理由である。
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