2021 Fiscal Year Research-status Report
The Effects of Task-based Intercultural Instruction on the Intercultural Competence of Japanese EFL learners
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20K00825
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Research Institution | Kagoshima Prefectural College |
Principal Investigator |
石井 英里子 鹿児島県立短期大学, 文学科 英語英文学専攻, 准教授 (80580878)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 英語教授法 / 異文化学習 / 異文化教育 / 適性処遇交互作用(ATI) / カルチャー・アシミレーター / 個別最適化 / コミュニケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,学習者の異文化コンピテンスを育成する英語教授法の開発とその効果を実証することである。本研究に先立ち予備実験を行い,異文化教育を取り入れた英語教育モデルは,日本人英語学習者の異文化コンピテンスを育むと同時に,英語学習そのものの妨げにならないということを明らかにした。この結果に基づき,本研究では,異文化学習教材(カルチャー・アシミレーター, CA)を日本人英語学習者向けに独自に開発する。次に,学習者同士の英語の対話を促す教授法を目指し,実験調査によってCAの最適な教育介入手続きを探る。実験調査では,認知スタイルや外向性,不安,動機づけなどの言語学習とコミュニケーションに関連する可能性がある広義の適性を学習者の個人差とし,その個人差と関連づけられる教育介入方法の効果(適性処遇交互作用)を検証する。
本年度(2021年度)は,3か年計画の2年次である。研究プロジェクトとしての進捗状況としては,コロナによって活動が制限されるたため実験調査の実施には至っていない。本年度は昨年度に継続して,本研究の核となるカルチャー・アシミレーターの先行研究のレビュー研究を中心に学内でできる研究作業を行った。これまでに発表された日本語と英語で書かれた先行研究を全て入手し,現在各論文を整理し,レビュー論文を執筆中,2022年度中の出版を目指している。本研究に関連する教育成果として,高校での出張講義を行い,専門性を生かして,地域住民に研究成果を地域に還元した。また,本研究に関連する教育成果として,日本個性化教育学会において英語教育の新たな展開をテーマに講演を行い(『個別最適な学びによる異文化コミュニケーション力の育成-小学校英語教育の可能性を考える-』),高校での出張講義『アクティブラーニングで学ぶ英語コミュニケーション』を行い,専門性を生かして,地域住民に研究成果を地域に還元した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究計画の多くがコロナの影響を受け、そのため、本研究計画は全体的に遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究会で明らかになった課題である先行研究の精査とレビューにまず取り組む予定である。
海外での調査に関しては、今後はオンラインでできる範囲で実施するか、別の方向に転換するかを検討する。
実証実験に関しては、感染対策を十分にしたうえで、一度に実施する人数を減らして、実施回数を増やすことで対応していきたい。
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Causes of Carryover |
今年度、考えていた学会への参加や、海外調査などがコロナによる行動自粛で、行くことができなかったことが大きな理由である。
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Research Products
(1 results)