2021 Fiscal Year Research-status Report
EMP能力自己評価と連動させたCan-doリスト作成とポートフォリオの開発
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20K00867
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Research Institution | Shizuoka Eiwa Gakuin University |
Principal Investigator |
遠藤 雪枝 静岡英和学院大学, 人間社会学部, 准教授
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Project Period (FY) |
1990 – 2022
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Keywords | 医学英語教育のためのポートフォリオ / 生涯学習のツール / 自律的・省察的学習者 / Can-doリスト / 英語運用能力 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、1) 研究と臨床の両側面から医学生が習得すべき具体的な医学英語運用能力を検討し、その到達目標が可視化できるCan-doリストを開発するとともに、2) 医学生が生涯にわたり継続的に自律的・省察的学習者となるために、「医学英語教育のためのポートフォリオ」を開発することであった。我々はまず1)を達成するために令和3年度に、昭和大学医学部に所属する臨床医および基礎医学研究者を対象に行った医学英語ニーズ調査から得られた結果を踏まえ、Can-do リストを完成させた。リストの各自己評価記述文は、昭和大学医学部カリキュラム検討委員会の「国際化と英語教育」ワーキンググループのメンバーである臨床医および基礎医学研究者数名と、東京医科大学副学長三苫博医学博士に校閲を依頼した。現在は、2022年度の学習成果を昭和大学医学部生が自己省察できるように、今年12月を目標に昭和大学電子ポートフォリオにこのCan-doリストを組み込み、ポートフォリオを完成するための作業を行っている。 このCan-doリスト作成の基盤となった医学英語ニーズ調査の結果分析と、その分析結果に基づいたCan-do リストの作成過程については、研究代表者であった遠藤雪枝と共同研究者の高橋寛および高橋留美が、令和3年12月にオンラインで行われた19th Asia TEFL international conferenceにおいて、“Making a Can-do List for Medical English Education - A Data Analysis of a Survey of Needs on English Education among the Faculty Members of the School of Medicine in Japan”という標題で、口頭発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予定では、東京医科大学、東京女子医科大学他医系大学における大学医学部教員や医学生を対象に、「医学部教員等への医学英語教育に関するニーズ調査」を実施する予定であったが、コロナ禍で作業が遅れ、実施できなかった。昭和大学における医学部教員220名へのニーズ調査は既に終了しているが、東京医科大学、東京女子医科大学他医系大学における大学医学部教員や医学生を対象に行うデータ収集はこれからである。 2. 医学部教員等への医学英語教育に関するニーズ調査の結果考察を基に、パイロット的Can-doリストを再作成する(仮に、Can-doリストAと名付ける)。現在パイロット的Can-doリストの項目は約80項目あり、今後、それを再検討し、再作成する必要がある。これはまだ実施できていない。Can-doリストAを各大学の医学部教員と学生に試用してもらい、質問紙調査によって、その妥当性・実用性を検証するのもこれからである。 3. パイロット的Can-doリストAの開発過程と研究成果を海外の学会で口頭発表することは行った。
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Strategy for Future Research Activity |
昭和大学e-portfolioに組み込んだ医学英語Can-doリストを令和4年12月から運用することにより、使用者からフィードバックを得て自己評価文を全体的に見直し、真に自律的・省察的学習者を育成するための生涯学習ツールとなるようにCan-doリストを修正、ポートフォリオを完成することがこれからの課題である。
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Research Products
(1 results)