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2021 Fiscal Year Research-status Report

ICTを活用し大学と語種を越えて行う「初修外国語の授業」の協働研究

Research Project

Project/Area Number 20K00879
Research InstitutionKonan University

Principal Investigator

藤原 三枝子  甲南大学, 国際言語文化センター, 教授 (50309415)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
KeywordsICT / 初修外国語 / 協働研究 / プロジェクト学習
Outline of Annual Research Achievements


2021年度は、ICTを活用した外国語教育協働プロジェクトとして、フランクフルト市民大学・ダルムシュタット工科大学言語センター日本語非常勤講師 細田陽子氏の協力を得て、甲南大学生による大学紹介プロジェクト(ビデオ作成)を企画し、日本の大学のドイツ語学習者とドイツで日本語を学ぶ学習者とのオンラインによるやり取りを実施することができた。また、東洋大学社会学部ドイツ語教員 山田香織氏の協力により、大学紹介プロジェクトに対する東洋大学生からのコメントを得ることができた。このプロジェクトについては、2021年3月に所属大学・センターの紀要である『言語と文化』に論文として発表した。
さらに、両氏とは2021年度後期にドイツと日本を繋いで、オンライン・テレビ会議システムを活用した会議を5回開催し、日本のドイツ語学習者とドイツの日本語学習者を繋ぐプロジェクトや学会発表等について意見交換を行った。
2021年度後期は、研究代表者が在外研究としてドイツ・ベルリン工科大学第一学部:人文・教育学、「外国語および専門語としてのドイツ語」に所属し、大学中央図書館および所属機関の図書館を利用して研究論文を収集した。
日本国内の研究チームによるオンライン会議を2021年9月に実施することができたが、コロナ感染症拡大の影響などにより、2022年3月末に予定していた対面による研究会は開催できなかったものの、オンラインストレージサービスであるDropboxに研究代表者の発表論文および研究協力者の学会発表時のパワーポイントデータをアップし、チームでの情報の共有を可能とした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason


研究代表者が、2021年9月中旬より2022年3月中旬まで在外研究でドイツ・ベルリン工科大学に研究滞在したが、ドイツにおけるコロナ感染症の拡大により、大学図書館使用の人数制限や利用時間制限、大学の他の施設の利用制限なども原因し、思うように研究活動に力を入れることができなかった。また、2022年3月末に神戸で実施を計画していた国内の研究協力者による研究会も同様の理由で形にすることができなかった。

Strategy for Future Research Activity


2022年度は、研究や授業実践に関する情報をオンラインストレージサービスであるDropboxで共有し、テレビ会議システムによる意見交換を複数回実施して、日本の大学において初修外国語として教授・学習されている諸言語の協働研究を活性化する。コロナ感染症の状況が許せば、2022年度後期に研究代表者が所属する大学のセミナーハウスにおいて、対面によって研究会を実施する。
2021年度に研究代表者がドイツ・フランクフルト市民大学の日本語非常勤講師 細田陽子氏の協力を得て実施した大学紹介プロジェクトについては、2022年8月に実施される国際学会 IDT(Internationale Tagung der Deutschlehrerinnen und Deutschlehrer) における発表が受理されている。

Causes of Carryover


コロナ感染症の影響により、2022年3月に、所属大学のセミナーハウスを利用し国内の研究協力者とともに6言語9名で、2泊3日の予定で実施を考えていた研究会を見送らざるを得なかったこと、また、同様の理由で、ドイツ・ベルリン工科大学に研究滞在中に予定していた、フランクフルト市民大学等での授業参観や聴き取り調査を行うことができなかったことが主な原因である。
今年度は後期に、研究協力者との研究会を開催し、この研究会では可能な限り多言語教育に関する専門家の講演、意見交換、ワークショップを行う。2021年度に執行できなかった研究費は、主にこのために使用する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 外国語教育の目的から考えるプロジェクト授業2021

    • Author(s)
      藤原三枝子
    • Journal Title

      『言語と文化』

      Volume: 26 Pages: 77-97

URL: 

Published: 2022-12-28  

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