2021 Fiscal Year Research-status Report
オーストラリア先住民語復活・維持教育ー日本における共生社会実現への示唆
Project/Area Number |
20K00903
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Research Institution | Nagoya University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
濱嶋 聡 名古屋外国語大学, 世界共生学部, 教授 (80238063)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | アボリジニ / トレス海峡諸島民 / 少数民族語復活維持教育 / アイヌ民族・言語教育 / バイリンガル教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
オーストラリア先住民コミュニティでの現地調査が不可能であったため、北海道立北方民族博物館(網走市)、アイヌコタン(アイヌ民芸村、釧路市)にて、北方民族カナダイヌイット語の維持教育、網走地域、阿寒湖地域のアイヌ民族の多様性についての資料収集。以前、アボリジニ、トレス海峡諸島民コミュニティで実施したインタビュー(同化政策:先住民の強制隔離の経験者、北部準州教育省、バイリンガル教育指導教授、コミュニティスクール校長、コミュニティ内警察官等)のテープ起こしを実施し、論文執筆。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナ禍によるオーストラリア先住民コミュニティへの訪問不可。
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Strategy for Future Research Activity |
先住民コミュニティへの訪問が不可能の場合:①クイーンズランド大学アボリジニ・トレス海峡諸島民研究所(ブリスベン)、Pama Language Centre(ヨーク岬先住民語研究所、ケアンズ)②北海道大学アイヌ・先住民研究センター、ウポポイ等での資料収集。
先住民コミュニティへの訪問が許可された場合:②を含め、北部準州アボリジニコミュニティスクール、ユードゥーム校(Yuendumu Community Education Centre)での教員、生徒へのインタビュー、資料収集
2023年度の日本言語政策学会、オーストラリア学会での発表。
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Causes of Carryover |
コロナ禍によるオーストラリア入国不可。 アボリジニ、トレス海峡諸島民コミュニティでの滞在を含む入国が認められた場合:クイーンズランド州、または北部準州コミュニティを含む、クイーンズランド大学アボリジニ・トレス海峡民研究所、Pama Language Centre(ヨーク岬先住民語研究所)、北海道大学アイヌ・先住民研究所までの旅費。国内学会、研究会参加費用、博物館、研究所での資料収集費用。
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Research Products
(1 results)