2020 Fiscal Year Research-status Report
Community based projects from pluralistic perspective through collaborative action research
Project/Area Number |
20K00904
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Research Institution | Kyoto University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
吉田 真美 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (80300242)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南 博史 京都外国語大学, 国際貢献学部, 教授 (00124321)
河上 幸子 京都外国語大学, 国際貢献学部, 准教授 (30586730)
島村 典子 京都外国語大学, 外国語学部, 准教授 (30724273)
梶川 裕司 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (40281498)
中山 智子 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (80434645)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | フィールドワークプロジェクト / スタディーツアー / 小学校での外国語活動 / グローカルな地域貢献活動 / 多言語・多文化絵本読み聞かせ / 地域参加型アクションリサーチ / 複言語・複文化主義 / 質問紙 |
Outline of Annual Research Achievements |
「外国語専攻の学生と地域住民による町おこしプロジェクト(南)」は、福井県越前町熊谷地区をフィールドとした実践活動はできなかったが、大学のコミュニティエンゲージメントプログラムの学生を対象に地域連携活動の効果を検証した。また、来年度以降に向けてあらたなフィールドワークプロジェクトとして厨町に所在する中世城郭「厨城山」の整備・公開に向け測量調査を開始した。また、古熊谷の水田では、無農薬の米作りから販売までを行うricefieldプロジェクトを立ち上げた。;「大学生・留学生・高校との連携による語学スタディツアー(島村・南)」では、コロナ禍のため実地開催ができなかった。今後オンラインでの開催に向けて、どのような実施方法が有効か調査を進めている。;「外国語教員養成課程の学生による小学校での外国語活動(吉田)」ではコロナ禍で小学校での活動はできなかったが、京都市の私立幼稚園での活動フィールドを開拓した。2019年度の活動参加者へのインタビューデータを、社会的・職業的自己形成に与える有効性の観点から分析した。;「国際系学部の学生によるグローカルな地域貢献活動(河上)」では、オンラインでの活動を新たに開拓した結果、国内外双方でコミュニケーションの頻度を増やすことができ地域関係者との連携が進んだ。また、対外的な広報により、地域に関心をもつ新たな関係人口に接触することができた。;「外大生による多文化・多言語絵本の読み聞かせプロジェクト(中山・吉田)」は、企画、準備を全てオンラインで行った。4学科9名の学生の参加を得て、オンラインミーティングを重ね、京都市中央図書館にて対面イベントを行った(2020年12月20日)。イベント後の聞き取り調査からはコロナ禍で工夫を重ねて実現させたことや、他者との交流が学びの動機付けになったことが分かった。;評価担当の梶川は、質問紙のを見直し及び調整を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍のため、オンラインイベントに変更できるプロジェクトは、オンライン開催の方法をとったが、実地開催ができなかったプロジェクトがあった(福井県越前町熊谷地区での学生と地域住民による町おこしプロジェクト」や「大学生・留学生・高校との連携による語学スタディツアー」)。また、オンライン開催や、感染予防対策を講じて実施したプロジェクトは、制約の中での実施や準備プロセスのため、通常であれば得られた効果が得られていない可能性がある。
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Strategy for Future Research Activity |
今後オンラインでの開催や、感染予防対策を講じての実施方法など、どのような実施方法が有効か検討している。また実施形態や準備プロセスにおいて制約が多いが、今後有効な運営方法を探っている。また吉田の「英語教育プロジェクト」や南による「外国語専攻の学生と地域住民による町おこしプロジェクトでは、新しい活動フィールドの開拓もしつつある。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染拡大により、南の福井県越前町熊谷地区をフィールドとした実践活動及び、「大学生・留学生・高校との連携による語学スタディツアー(島村・南)」、「外国語教員養成課程の学生による小学校での外国語活動(吉田)」は、コロナ禍のため実地開催ができなかったので、感染状況が解決していれば今年度に実現させたいため。
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Remarks |
オンラインイベントは以下の通り実施した①学生交流イベント(東京大学、NPO日ノ岬アメリカ村語り部ジュニア事業との連携企画②2020年12月、2021年2月)②日系カナダ人向けカナダ・ミュージアム英語バーチャルツアー(2021年1月)③カナダ・ミュージアム公開講座「移民研究でつながる」(第1回:2020年12月、第2回2021年2月、第3回2021年3月~現在継続中)
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Research Products
(6 results)