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2020 Fiscal Year Research-status Report

近代移行期の黒海地域における人の移動と社会変動

Research Project

Project/Area Number 20K00911
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

黛 秋津  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00451980)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords黒海 / ロシア / オスマン帝国
Outline of Annual Research Achievements

2020年度は研究の初年度であるため、まず先行研究の網羅的な収集と分析を行い、次いで一次史料の調査と収集に入ることを目指したが、新型コロナウィルスの影響により活動が大幅に制限され、研究は修正を余儀なくされた。関連書籍の購入とネット上での文献の収集は可能であったものの、当初予定していた国内外の図書館での文献調査をほとんど実施できなかった。これまでに収集した手持ちの史料の中には、本研究課題に関連するものもあるため、それらを利用して先行研究の把握に努めたが、十分であるとは言い難い。勿論、いくつかの個別のテーマについては、比較的多くの先行研究を参照できたものもあった。例えば、18世紀後半~19世紀初頭における西欧諸国の黒海通商参入については、二次文献のみならず基礎的な一次史料もある程度集まり、現在分析を進めているところである。
予定していたモスクワなど海外における文献調査が実施できなかったため文書史料を得ることが出来ず、一次史料収集については史料集など刊行されたものに限定された。その中でロシアのクリミア併合に関する史料集など、主にロシア帝国側の一次史料をある程度入手し、それらを主たる史料として現在研究を進めている。刊行史料についてはオスマン帝国側の史料はロシア帝国や西欧諸国に比べて少ないため、もし今後イスタンブルでの史料調査が行えなければ、ロシア側史料を中心に研究を進めるように計画を修正することを考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウィルスの影響により、海外調査のみならず国内の大学図書館での調査も実施できず、文献調査に大きな制約を受けたため、研究の進捗は当初の予定よりも遅れている。

Strategy for Future Research Activity

本年度も海外での文書史料調査は実施できそうもないため、刊行史料を中心に研究を進める。必然的にロシア側と西欧諸国側の史料を中心に研究課題を明らかにすることになる。

Causes of Carryover

前年度は新型コロナの影響で史料調査が全く行えなかったため、国内出張と海外出張のための旅費が未使用となった。可能であればその分の旅費を今年度使用するが、場合によっては史料集の購入などに充てることもあり得る。

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Book (1 results)

  • [Book] 東大連続講義 歴史学の思考法2020

    • Author(s)
      東京大学教養学部歴史学部会
    • Total Pages
      240
    • Publisher
      岩波書店
    • ISBN
      9784000614061

URL: 

Published: 2021-12-27  

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