2023 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20K00978
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
高橋 美貴 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (90282970)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 大介 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (50374872)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 流域史 / 鉄・砂鉄 / 土砂 / 森林 / 河川 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、主に次の3つの活動を行った。 1.史料の整理・撮影については、①2023年9月3日から6日に岩手県一関市において、地元博物館である芦東山記念館とも協力して史料(芦家文書)の整理・撮影を行った。整理・撮影は研究代表者・高橋の研究室の院生・学生の参加を得て実施した。②研究分担者・佐藤が、2023年12月15日~16日と2024年3月27日~28日の2回にわたり、芦東山記念館で史料整理・撮影を行った。 2.研究報告としては、①12月25日(月)研究代表者・高橋、研究分担者・佐藤の2名で報告会を開催した(オンライン)。②研究分担者・佐藤が、5月28日に歴史学研究会大会において、「仙台藩の危機対応をめぐる政治理念と政治過程―天保期を事例に―」と題する報告を行った(一橋大学)。③2024年3月8日に研究代表者・高橋が京都大学人文科学研究所の共同研究「生きる営みと環境問題」班において「近世東北の鉄生産と銭、土砂、洋式高炉‐19世紀の仙台藩を事例に‐」と題する報告を研究分担者・佐藤と連名で行った(オンライン)。 3.研究論文および資料集としては、①高橋美貴・佐藤大介「近世東北における土砂流出・堆積問題と流域‐近世後期の仙台藩領を事例として‐」(『日本史研究』733、2023年)を得た。研究分担者である佐藤は、②佐藤大介「仙台藩の危機対応をめぐる政治理念と政治過程―天保期を事例に―」(『歴史学研究会』1041、2023年)を発表した。さらに、③高橋美貴・佐藤大介「近世東北における鋳銭事業と鉄生産‐19 世紀の仙台藩を 主な事例にして‐」を執筆のうえ論文投稿を行った(掲載可否未定)。また、研究分担者の佐藤は、同市藤沢町の商家であった 皆川家の日記の翻刻史料として、④佐藤大介・青葉山古文書の会編『丸吉皆川家日誌 幕末維新編』(東北大学災害科学国際研究所、2023年3月)を刊行した。
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Research Products
(5 results)