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2020 Fiscal Year Research-status Report

岡山藩領における村落構造と<地帯構造>についての基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 20K00992
Research InstitutionShujitsu University

Principal Investigator

三田 智子  就実大学, 人文科学部, 講師 (80713106)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森下 徹  山口大学, 教育学部, 教授 (90263748)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords岡山藩 / 村落構造 / 地帯構造 / 地域社会 / 備前国
Outline of Annual Research Achievements

研究目的である、①岡山市立御津図書館蔵水河家文書の調査とその公開・地域への還元と、水河家文書の分析を基盤に②岡山藩領における村落構造と〈地帯構造〉の解明 、に即して20年度は以下の作業を行った。
1(①):岡山市立御津図書館所蔵水河家文書の整理と目録確認作業。7・8・11・2月に計5日、岡山市立御津公民館で実施した。整理作業は、史料1点ごとの目録確認(史料名・年代・形状・備考)と封筒への袋詰め・表書きである。また新出で未整理なままとまっていた状物を中心とした史料群についても一部について目録を作成した。整理作業にあたっては、研究代表者と分担者が中心となりつつも、岡山市立図書館や就実大学の関係者の協力もえて実施することができた。今年度は対象史料の約15%の目録化を完了した。あわせて、一部の史料については将来のデジタル画像公開も見据えて撮影作業を開始した。なお、旧御津町の頃に作成された仮目録の入力作業も終えている。
2(①②):岡山県立記録資料館所蔵水河家文書について、写真撮影を行った。研究代表者が作業にあたり、5月以降月に2回実施し、撮影作業を完了した。
3(②):金川地域の個人宅にて史料調査を実施し、史料の所在確認・簡易目録の作成・写真撮影を行った。年度内に3回実施し、研究代表者と分担者が作業にあたった。そのさい、『金川町史』・『御津町史』編纂時の様子や、旧金川町域の歴史に関する聞き取り調査もあわせて行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新型コロナ・ウィルスの感染拡大により、水河家文書の調査活動は、予定変更や、当初予定していたよりも少人数での作業を余儀なくされている。これにより作業のペースが想定よりも遅れている。一方、代表者が単身で行うことができる記録資料館所蔵の水河家文書の撮影は完了することができた。また岡山市立御津公民館で実施を予定していた、地域住民にむけた「調査報告会」も開催を見送ることとなった。これは、調査が遅れていることと、感染拡大状況の二つが理由である。

Strategy for Future Research Activity

研究代表者・研究分担者間で緊密に連絡を取り合い、新型コロナ・ウイルスの感染拡大状況を鑑みながら、水河家文書の調査をおこなうとともに、研究計画を推進する。次年度以降は、今年度の調査結果を基盤にしながら、村落構造・地帯構造を解明するための作業にも取りかかる。また、必要に応じてオンラインでの研究会をもち、情報の共有と、議論を深めることを目指す。
また、新たに所在を確認した史料群についても、可能な範囲で調査を実施する。

Causes of Carryover

新型コロナウイルスの感染拡大状況により、調査の進捗が遅れ、必要備品等の購入見送りや、調査や研究会参加のための旅費を支出しなかったため、次年度使用額が生じた。
来年度も、新型コロナウイルスの感染拡大状況を見極めながら、旅費支出の可否を検討し、判断していく。旅費の支出が難しい場合には、オンラインでの研究会に必要となる経費や機材等の購入も検討する。

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Published: 2021-12-27  

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