2022 Fiscal Year Annual Research Report
A comprehensive study of public servants' work values using Q-methodology
Project/Area Number |
20K01485
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
箕輪 允智 東洋大学, 法学部, 准教授 (80734243)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深谷 健 武蔵野大学, 法学部, 教授 (50737294)
林 嶺那 福島大学, 行政政策学類, 准教授 (60846236)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 行政学 / 公務員 / 仕事観 / Q方法論 / 主観性の把握 / 価値観 / 公民比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、政策の内容や実施に強い影響を及ぼしうる公務員の仕事上の価値観(本研究ではこれを「仕事観」と呼ぶ)を実証的かつ総合的に明らかにすることが目的として、Q方法論を用いて調査の実施と分析、考察を行ってきた。3年目の令和4年度の研究としては、これまで集めてきたデータの発表・公刊を進めてきた。 具体的に発表としては、Ulster UniversityのPushing Boundaries seriesに招かれ、これまでの研究成果について報告した。また、2023年9月にベルファストで行われるthe International Society for the Scientific Study of Subjectivity (ISSSS)の国際研究大会に3本の研究発表の申請をしている。 刊行物としては、英文ジャーナルに1本投稿中である。また、多言語による二次出版を許容している国際ジャーナルに、これまで和文で掲載した論文を英訳して掲載した。これにより、国際的に日本の研究を発信できることになる。加えて、和文論文については2本ドラフトが完成しており、至急投稿予定である。さらにこれまで得たデータを用いて少なくとも英文2本、和文2本の論文執筆を進めている。また、これまで調査項目の英文化を進めてきたが、それを基にロンドン市バラの自治体職員への調査を進めていく予定である。 研究期間全体としては、新たな視点を拓く調査を実施できたことにより、複数の論文執筆可能なデータを取得できた。また、発表自体はやや遅れたが、研究代表者である箕輪が、にISSSSの会合にも多数参加するなど、英文ジャーナルの準備も含め当初の予定よりも国際的なネットワーク形成を進めることができたのは大きな進展であり、日本の行政学研究、公務員研究の進展に寄与できるものであったと考えられる。
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Remarks |
2023年ISSSS Annual Q Conference 13 - 15 Sep 2023で報告予定
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Research Products
(5 results)