2021 Fiscal Year Research-status Report
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20K01493
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Research Institution | Kyushu Sangyo University |
Principal Investigator |
宗像 優 九州産業大学, 地域共創学部, 教授 (40435095)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅野 一弘 日本大学, 法学部, 教授 (20336986)
高野 恵亮 大阪市立大学, 大学院都市経営研究科, 教授 (20825541)
横大道 聡 慶應義塾大学, 法務研究科(三田), 教授 (40452924)
和泉田 保一 山形大学, 人文社会科学部, 准教授 (60451655)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 海洋プラスチックごみ / 海洋ごみ / 漂着ごみ |
Outline of Annual Research Achievements |
「海洋プラスチックごみ対策に関する政策と法制度研究」を進めるため、令和3年度は、令和2年度に新型コロナウィルスの影響により自粛せざるをえなかったヒアリング調査(海洋プラごみによる被害の著しい地方自治体や、同問題の解決に向けて取り組む環境団体等)と、現地(海岸)視察の実施の可能性を模索した。その結果、令和3年度は、国や地方自治体等関係機関の資料や報告書、関連文献等の収集、整理、検討、分析等を中心に研究活動を行うなかで、11月初旬に、福島県いわき市を訪れて、海洋プラごみ対策に関するヒアリング(福島県勿来土木事務所、いわき市役所)と、現地(海岸)視察、「小名浜国際環境芸術祭2021」(アクアマリンふくしま)でのキッズアート展「プラごみアート」、「海からの贈り物/シーボーンアート展」等、海洋プラごみ等に関する作品鑑賞を行った。海洋プラごみ問題の解決に向けては、行政による対策に加え、環境教育の推進が重要である点を改めて認識することができた。このような活動は、本研究を進めていくにあたり、非常に有益なものであった。 そのほか、研究成果を地域社会や教育現場へ還元することの一環として、ゼミナール(九州産業大学宗像ゼミナール)において、自然保護団体による海岸清掃活動への参加(福岡市東区、随時)や、国際海岸クリーンアップ(ICC;International Coastal Cleanup)への参加(福岡市東区、10月)等の活動を行った。また、九州産業大学地域共創学部地域づくり学科ゼミナール研究発表会(12月)にて、宗像ゼミナール海洋ごみ問題研究班が「福岡県宗像市における海洋ごみ問題の現状と課題」とのタイトルで、ゼミナールでの海岸清掃活動の実績等もふまえて発表を行い、最優秀賞を受賞した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
「海洋プラスチックごみ対策に関する政策と法制度研究」を進めるために、関係機関等へのヒアリング調査と現地(海岸)視察、資料収集、研究打ち合わせ等を行う予定であったが、上述の通り、新型コロナウィルスの影響により、当初の研究計画を変更せざるをえず、それらを十分に行うことができなかった。しかしながら、研究体制構成員各々は、各種資料や関連文献等の収集と整理、検討、分析等に取り組み、それらについて、オンラインにて、情報交換、意見交換等を行った。このような事情により、 現在までの進捗状況は、「やや遅れている」と言わざるをえない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度に実施したヒアリング調査と現地視察等の成果の取りまとめを行う。また、収集した資料や文献等の分析結果、研究の進捗状況、社会情勢等を踏まえながら、国の関係機関や、海洋プラスチックごみによる被害の著しい地方自治体等へのヒアリング調査、現地視察、資料収集、研究打ち合わせ等を行う予定である。
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Causes of Carryover |
「現在までの進捗状況」で記したように、新型コロナウィルスの影響により、当初計画していた関係機関等へのヒアリング調査や現地視察等を十分に行うことができなかったため、次年度使用額が生じた。 次年度は、前年度までに予定していたヒアリング調査や現地視察、資料収集、研究打ち合わせ等に使用することを計画している。
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Remarks |
「ごみ燃やさず8割資源化――鹿児島・大崎町、世界の手本に、九州・沖縄、排出削減進む」日本経済新聞、2021年7月10日(地方経済面 九州)、13頁(コメント掲載)。 「博多湾 大学生が海岸のゴミを調査 教授「日常の生活が海のゴミ問題に」 恵み豊かな海を次世代へ」テレビ西日本、2021年10月21日放送(ゼミ活動の紹介)。
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