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2022 Fiscal Year Research-status Report

What is at stake on Border management for EU member states? Swedish and Danish cases examined

Research Project

Project/Area Number 20K01494
Research InstitutionChukyo University

Principal Investigator

新海 英史  中京大学, 国際学部, 講師 (00786080)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords北ヨーロッパ / 国境管理 / EU
Outline of Annual Research Achievements

2009年のリスボン条約以降のデンマークやスウェーデンといった北ヨーロッパ諸国における国境管理の状況や実相について、具体的に公開資料等を駆使して政策分析を行うこととしていたつもりであったが、コロナ禍により海外渡航が制限されてしまいそもそも困難となった。そして、その期間が予想外に長くなったために北欧各国やEUの公文書館への物理的なアクセスが相当困難になってしまった。さらに私自身が手術を伴う重病に罹患してしまい、その後、長期間にわたる休養を要する状況に追い込まれてしまったために、全く調査研究が出来なくなるという事態に陥ったことは予想外であった。ただし、2023年になってから、コロナ情勢の改善が認められ、私自身も長期療養を終えて久しぶりに職場復帰を果たしたことから、残りの期間を最大限活用して可能な限りの研究活動を行っていく所存である。具体的にはリスボン条約以降の国境管理に関するEU指令の流れを2015年の欧州難民危機までの時期、そしてコロナ禍が始まる2020年までの時期、コロナ禍という時期に区分けし、その間にどのような規制を行っていたのかという点を見ていくと同時に、同時期にデンマーク、スウェーエデン政府がどのような規制を導入していたのかを見ていくことで、EU側と加盟国側の国境管理を巡る対応や綱引きの状況というものが浮かび上がらせていきたい。そうすることで一見すれば形骸化したように見えるEU統合の実相というものが具体的に理解出来るようになるはずである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウイルスの発生によって、海外渡航が事実上不可能となった期間があったことや、大病を患ったことで長期間の休養が必要となったことから資料探しやインタビューの実施がしばらく困難となってしまっていたが、今後は研究の方向性を再検討し、可能な限りにおいて後れを挽回したい。

Strategy for Future Research Activity

EUの政策資料、デンマークおよびスウェーデンの政府についてはコロナ禍で情報公開が比較的進んでおりオンラインで入手可能なものも少なくないため、可能な限り入手を行い、その範囲において資料分析を進めていくことで遅れを挽回していきたい。

Causes of Carryover

病気療養だったため研究期間終了年限を1年伸ばして、遅れに対応する所存である。

Remarks

病気療養のため発表した著作物はなし。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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