2023 Fiscal Year Research-status Report
When and Why Nations Decide to Join International Organisations: Case of TPP and Domestic Politics
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20K01536
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
寺田 貴 同志社大学, 法学部, 教授 (50449352)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 秀之 杏林大学, 総合政策学部, 准教授 (50609097)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | CPTPP / 通商政策 / 国内政治と対外政策 / 新古典派現実主義 / 地域統合 |
Outline of Annual Research Achievements |
寺田はこれまでコロナ禍で実施できなかった海外でのフィールドリサーチを、23年8月にクアラルンプールとシンガポールで、12月にハノイといずれもTPP参加国で実施した。その内容は24年出版予定の出版成果に活かす予定である。また日本のケーススタディを扱った、寺田貴「TPP・通商;世界でも有数のFTA国家に」アジア・パシフィック・イニシアティブ編『検証 安倍政権:保守とリアリズムの政治』文藝春秋社、2022年、194―230頁は、'Politics on TPP and CPTPP: Turning Japan into one of the world’s major free trade powers’, in Y. Funabashi and K. Nakakita (eds.) Critical Review of the Abe Administration: Politics of Conservatism and Realism, Routledge, 2023, pp.114-137.と、英語でも出版されたため、より国際的に広い研究者層にその成果が届けられるようになった。 また共同研究者の三浦先生(杏林大)との会合はオンラインで2度、寺田が別用で上京した際に対面で4度、計6回開催し、研究の進捗状況の確認や、24年度の出版に向けての調整等を行ってきた。その一つの成果として、寺田貴編著「インド太平洋地経学:国際政治における経済パワーの展開」(彩流社、2023)に三浦先生にもデジタル貿易とTPPに関する章を執筆頂いたことで実現している。さらに24年3月にロスアンゼルスで開催された国際学会(International Studies Association)に参加、上記の研究を海外の参加者からもフィードバックを受けている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
共同研究者の三浦先生と合わせると、TPP/CPTPPに関する研究論文は12に至り、その執筆量に関しては想定を超えたレベルである。質についても、24年は互いに査読ジャーナルへの投稿を予定しており、水準の維持に努めている。 また寺田が編集し、三浦先生にも執筆陣に加わって頂いた研究書(『インド太平洋の地経学』彩流社)が23年10月に出版されるなど、当初の計画は実行されている。
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Strategy for Future Research Activity |
共同研究者の三浦先生とは月一回の研究会を引き続き実施し、互いの研究出版を実現するための相互査読を継続していく予定である。 また24年度以降の共同研究については、海外の研究者を加えた国際的枠組みで推進していく予定で、上の研究会にオンラインの形で海外の研究者に参加頂いたり、共同研究の研究資金確保に向けて努力を重ねていく所存である。
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Causes of Carryover |
主な理由として、新型コロナウイルスの影響により予定していた海外フィールドリサーチのための旅費の執行がすべて遂行できなかったためである。24年度は、より長期に渡る海外フィールドリサーチ、研究書籍購入に充てる予定である。
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Research Products
(6 results)