2020 Fiscal Year Research-status Report
Study on the class of games that are solved with a few information
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20K01549
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
飯村 卓也 東京都立大学, 経営学研究科, 教授 (50279634)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | マクシミン戦略 / 片務的競争ゲーム |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度の前半は,マクシミン戦略やミニマックスリグレット戦略がナッシュ均衡戦略に関連するゲームのクラスについて,予備的な考察を行った.特に,マクシミン戦略がナッシュ均衡戦略に一致するゲームについて,後述の論文のクラスのゲームや支配戦略均衡のあるゲーム,非本質的ゲームなど,いくつかのクラスのゲームを素材に考察した.ここでの結果は論文化するにはまだ全然十分ではないが,論点を整理することはできたように思う.成果としては,論文: Unilaterally competitive games with more than two players を学術雑誌 International Journal of Game Theory, vol.49 に公刊した. 令和2年度の後半はしかし,学務に要する時間が増え,十分な研究時間を確保できなかった.3月後半になってようやく落ち着き,元のペースに戻りつつある.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和2年度後半はコロナ禍の関係で学内委員の仕事が多くなり,エフォートレベルを下げざるを得なかった.前半の研究から得た知見もまだ十分ではない.
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度は十分な研究が行えなかったが,最初のテーマはもともと二か年の計画でもあったので,特に方向性を変えることなく,このままもう一年続けてみることにしたい.
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Causes of Carryover |
年度後半のエフォートレベルの低下に伴い書籍等の購入がなかったため残額が生じた.令和3年度は可能であれば予定通りの出張旅費に充当したい.
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Research Products
(1 results)