2022 Fiscal Year Research-status Report
Study on the class of games that are solved with a few information
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20K01549
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
飯村 卓也 東京都立大学, 経営学研究科, 教授 (50279634)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | チーム・マックスミン均衡 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は,文献[1]においてある種の有限ゲームに存在することが示された,チーム・マックスミン均衡について,より広い結果を得ることを目標に研究を行った.文献[1]の結果を無限ゲームに拡張することを狙った研究であるが,残念ながら現在のところ得られている十分条件ではまだ強すぎるため,論文化には至っていない.令和5年度は他に計画をしていた研究を含めて研究全体への比重のかけ方などを見直し,アウトプットが出せるように調整していく予定である. [1] von Stengel, B. and Koller, D. (1997), Team-maxmin equilibria, Games and Economic Behavior, 21:309--321.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究時間の確保が難しかったのも大きな理由かと思うが,スジを読み違えて誤った方向に一時進めてしまったことも進行の妨げになったと思う.
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Strategy for Future Research Activity |
年度当初にあたって計画の全体をもう一度見直し,実現可能性を重視した計画をもう一度確認するつもりである.また,コロナ禍で途絶えていた海外研究者との共同研究を再開し,アウトプットにつなげたいと考えている.
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Causes of Carryover |
論文完成にまで至らなかったため,暫定版への英文校閲料のみの支出となり,発表のための旅費などの支出が発生しなかったため.予算については,基本的に,論文完成・発表・公刊のサイクルのなかで生ずるものに使用していく計画である.
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