2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of econometric analysis for economic and health inequality and its applications in Japan
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20K01590
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
西埜 晴久 広島大学, 人間社会科学研究科(社), 教授 (20305410)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
各務 和彦 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (00456005)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 不平等度 / 所得分布 / 時系列 / パラメトリック分布 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで行ってきた日本における健康の不平等度の分析についてMonash大学のChotikapainich教授のアドバイスを頂きつつ論文にまとめた。その論文を投稿し、Applied Economics LettersにBayesian and decomposition analyses for health inequality in Japanとして掲載された。なお、同じくオーストラリアのGunawan博士、Hajargasht博士を2020年11月に各務和彦教授が主催してオンラインで開催したWebinar of Bayesian Econometricsに招聘し、研究に関する議論を行った。今後もこうしたオーストラリアの不平等度に関係する研究者たちと交流を深めつつ研究を進めて行く計画である。 次に、所得分布を調べるために必要な国民生活基礎調査の個票データの利用を他の研究者たちと共同して申請しているところである。ただ、細かい手続き面で手間取って時間がかかっているところである。個票データが利用できると所得分布の詳しい性質を明らかにできると考えている。 さらに、t分布のイノベーションをもつARMAモデルの推定に関する研究報告をロンドンにおいてオンライン開催だったthe 14th International Conference on Computational and Financial Econometrics (CFE 2020) において報告を行った。 本年度は新型コロナウィルスの影響のため、海外に出張したり、海外から研究者を招いたりすることはなく、オンラインでの活動が中心であった。2021年度も同じくオンラインでの活動が中心となると予想している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
これまでの研究で投稿できていないものがあることと、厚生労働省の国民生活基礎調査の個票データの利用の申請がまだ終わっておらず、申請中である。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究でまだ投稿していないものがあるので早めに投稿を行う。 また、個票データの利用の申請が遅れているので、こちらの申請を済ませて個票データによる分析を行う予定である。また、今年度もオンラインの活動が中心となると予想している。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染症のため、海外渡航ができず、旅費を利用することがなかったため。次年度使用額の利用計画は本年度に出来なかった海外渡航に伴う国際学会での研究報告などになる。
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Research Products
(2 results)