2021 Fiscal Year Research-status Report
Identifying the barriers of monetizing ecosystem services.
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20K01699
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
坂田 裕輔 近畿大学, 産業理工学部, 教授 (50315389)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 環境経済学 / 生態系サービス / 森林 / 林業 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで、コロナのため、デンマーク現地調査、国内調査ができていない。また海外における学会発表にも参加ができていない。 2021年度までは、現地調査ができていない分、森林に関する文献研究を実施してきた。 森林問題における経済学的な研究は、主に生産者・組織に着目した研究と消費者に着目した研究に分けることができる。本研究はこのうち生産者の取り組みを対象として調査を行った。 森林関連事業において多くの生産者は新規事業を開発しようと取り組んでおり、意欲も高い。 一方で、商品を選択する側の消費者については、木材製品の利用意向自体が低いことが環境省等の調査で明らかになっている。生産者が新規事業を開発しても、購買に結び付けられていない状況がある。 そこで、本研究でも消費者の需要動向に関する調査を実施して、生産者の取り組みとのマッチングを行うことが必要であることが明らかになってきた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナのため現地調査ができなかった。 また、家族の看護のため、研究時間を十分に確保できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は最終年度に向けて、これまでの研究を取りまとめ、分析・論文執筆を行う予定である。 これまで、コロナのため、デンマーク現地調査、国内調査ができていない。また海外における学会発表にも参加ができていない。 現地調査ができない状況について、本年度も状況はあまり変わらないと見られる。そこで、バックアッププラントして、今年度前半にデンマークに関する調査をオンラインで実施する予定である。 2021年度までは、現地調査ができていない分、森林に関する文献研究を実施してきた。そこでこれらの成果を生かして、森林研究に関するサーベイ論文を執筆することも予定している。 また、これまでの研究で消費者の意向を一定程度把握する必要があることも明らかになってきた。今年度は、消費者意識の調査にも取り組みたい。
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Causes of Carryover |
現地調査ができなかったこと、家族の看護のため研究時間が確保できなかったことによる。
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