2022 Fiscal Year Research-status Report
Identifying the barriers of monetizing ecosystem services.
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20K01699
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
坂田 裕輔 近畿大学, 産業理工学部, 教授 (50315389)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 生態系サービス / 選択型実験 / 森林 |
Outline of Annual Research Achievements |
森林の生産物・サービスを利用することに対する消費者の需要状況に関するアンケート調査を実施した。アンケートは選択型実験を用いた。調査は研究経費を使用して、Questantを利用した。アンケートは、消費者の環境問題に対する意識、行動と森林保全への貢献意欲を調査項目として含んでいる。このうち、貢献意欲について、複数のオプションを提示して選択する選択型実験を導入した。 現在調査結果を分析している。分析には統計分析パッケージRを用いている。また、個人情報保護のため、経費を用いて専用の端末を購入した。分析は主成分分析とロジスティック回帰分析を行っている。現在、データのクリーニングを終えて単純なモデルでの推定は完了した。 調査の設計・分析には経費を用いてアルバイトを雇用した。 当初の予定では、海外・国内調査を予定していたが、コロナのため自粛した。2023年度は現地調査も可能であろうが、不測の事態に備えて、オンラインで調査を行える体制を整えるべきであった。この点は反省点である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナによる自粛のため、現地調査が進んでいない。 アルバイトを雇用して調査・分析を行ったが、十分な労働時間を確保できず、研究の進捗に滞りが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は現地調査を早めに実施することと、アルバイトの雇用も早めに行い、論文の執筆を完了する予定である。
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Causes of Carryover |
アルバイトの雇用が予定通り進まなかったことと、現地調査を実施できなかったため。 2023年度には現地調査を実施できる見込みであるため、経費は現地調査における滞在費等として利用する予定である。
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