2021 Fiscal Year Research-status Report
Empirical research on work and assistance for people with disabilities: An examination of workplace harassment and welfare services
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20K01705
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
両角 良子 富山大学, 学術研究部社会科学系, 教授 (50432117)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 障害者 / ハラスメント / 介助サービス / 計量分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、障害者を対象に日本で実施されたアンケート調査の個票データを使用し、障害者権利条約の批准やそれに伴う国内法の整備、公的な介助サービスに関する制度変更(支援費制度、障害者自立支援法、障害者総合支援法)の経緯をふまえ、就労の場で障害者が直面する社会的障壁や必要な介助サービスの利用について、その実態を計量分析から明らかにする。 就労における社会的障壁として、障害者に対する職場のハラスメントに焦点を当てる。障害者特有の事情も考慮した上で、ハラスメントが起きるメカニズムや仮説を経済学的に考察した上で計量分析によって検証し、有効な対策を考える。使用するアンケート調査では、障害者本人に様々なタイプのハラスメントについて実際に被害者側の経験をしたことがあるかどうかを聞いている。 介助サービスについては、障害者本人の介助サービスの利用が、障害者や家族介助者の社会参加・労働参加に与える影響を明らかにするとともに、制度のあり方についても合わせて検討する。 令和3年度は、データの整理・加工作業を通じて、データセット内でのハラスメントの被害経験者の割合や就労中のサンプルの特徴を把握するとともに、いくつかの分析手法について本研究への適用可能性を検討した。使用するアンケート調査には、身体的な苦痛や精神的な苦痛につながる様々なタイプのハラスメントの有無・頻度の情報が含まれており、各種の集計作業を通じて、全てのタイプのハラスメントで被害経験者の割合が高いことが浮き彫りとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
実際に作業を行うことはできたが、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響により、当初の計画通りに進めることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度中に行う予定であった作業については、令和4年度中に合わせて行うことで、進捗の遅れを取り戻したい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響により、研究の進捗に遅れが生じたため、購入を計画していた物品への支出ができなかった。次年度使用額は、これらの物品に使用する予定である。
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Research Products
(2 results)