2020 Fiscal Year Research-status Report
Study on productivity improvement measures for short-term employment workers
Project/Area Number |
20K01818
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
董 彦文 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (90292458)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 短期雇用 / 適性 / セル生産 |
Outline of Annual Research Achievements |
短期雇用労働者の特徴に基づき,主に①教育と定着に必要な時間,②熟練の必要性,③小ロット・個別生産への適用可能性との3つの視点から既存の生産性向上手法を体系的に整理し,短期雇用労働者にも有効な手法とそうではないものを明確にした。 次に,製造現場の組立作業を模する実験室実験データに基づき,作業者の作業効率に関する統計的特徴を調べたうえ,クラスタ分析手法を用いて,作業者のグルーピングを行い,約22%の作業者が比較的に低い適性をもち,6%の作業者は組立作業に適していないことが明らかにした。 また,一般職業適性検査GATB結果に基づき,低い適性をもつ作業者を識別するために,決定木およびランダムフォレスト(Random forest)手法の活用を試みた結果,識別率が100%に近く,非常に高いことが分かった。しかし,GATB特性得点と判別結果との関連性を合理的に解釈できるとは言えないところがある。 さらに,5因子性格検査結果を活用し,適性が極めて低い作業者を正しく選別する分類モデルを構築している。適性の低い作業者の選別はクラス不均衡データセットに基づく分類問題に帰結できるため,通常の統計解析手法はうまく解けないことが多く,機械学習などの人工知能系手法を活用する必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データ整理とデータ解析はほぼ当初計画のとおり進んでおり,研究成果も予想とおり得られている。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルスの影響で国際学会での発表はまったくできなかったため,オンライン発表に参加するほかに,学会誌への投稿に重点おいて研究を進める。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの影響で学会発表の旅費を支出できなかったため,次年度以降,同学会発表の旅費に支出予定である。
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