2022 Fiscal Year Research-status Report
社会が求める非認知能力モデルの構築と中小企業支援のための利活用法の検討
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20K01842
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Research Institution | Osaka University of Commerce |
Principal Investigator |
太田 一樹 大阪商業大学, 総合経営学部, 教授 (10278880)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芳賀 麻誉美 大阪経済大学, 経営学部, 准教授 (60327963)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 非認知能力 / 社会人基礎力 / 新卒採用 / 中小企業 / 構造方程式モデリング / 社会関係資本 / 事業承継 |
Outline of Annual Research Achievements |
「1.デスクリサーチ(2次データ分析および文献研究)」と「2.企業サーベイリサーチ」を行う。「2.企業サーベイリサーチ」は①定性調査と②定量調査 の2つで構成される。 当初は、1年目に「1.デスクリサーチ(2次データ分析および文献研究)」と「2-①.企業サーベイリサーチ(定性調査)」を行い、2年目に「2-②企業サーベイ リサーチ(定量調査)」を行う。さらに3年目はツール開発のほか、全体のまとめを行う予定であった。 しかし、新型コロナ感染症蔓延のため、研究の延期を余儀なくされ、2年目に「1.デスクリサーチ(2次データ分析および文献研究)」のみを行い、3年目に対面を基本とする面接調査「2-①. 企業サーベイリサーチ(定性調査)」の一部を行い、「2-②.企業サーベイリサーチ(定量調査)」を延期した。 延期の理由は、予定していた定性調査の対象企業への訪問面接が感染症予防対策のため困難であり、オンライン対応も、業績悪化や取引先との調整を含むコロナ感 染対策のために忙殺されていることを理由に延期の申し入れがあったことによる。また、新型コロナ感染症の拡大・縮小が繰り返されることで企業の業績が安定しないこともあり、企業の採用方針が定まらず、さらに調査環境の好転が見込まれなかったことも理由にあげられる。 そのため、本年度は、研究申請時に行っていた予備的研究のまとめや発表、関連する研究成果の報告、論文執筆などを中心に行い、本研究そのものの成果は限定的である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2年間の研究の遅れを取り戻すように研究を実施する予定であったが、新型コロナ感染症の拡大・縮小が繰り返されることで企業の 業績が安定しないこともあり、企業の採用方針が定まらず、さらに調査環境の好転が見込まれなかったことから本年度は、「2-①. 企業サーベイリサーチ(定性調査)」の一部のみを行い、「2-②.企業サーベイリサーチ(定量調査)」を延期した。
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Strategy for Future Research Activity |
実質的に当初予定の3年間での本研究の完了は難しいため、次年度まで延期し本研究を4年間で完了させることとしたい。今後は、本年度までに一部を実施した「2-①.企業サーベイリサーチ(定性調査)」を完了させ、「2-②企業サーベイリサーチ(定量調査)」についても実施をして、それら全体の考察や分析、研究含意の提起を完了させたい。このような研究スケジュールで研究を進めていく。 ただし、今後も新型コロナ感染症等による行政や大学側からの注意喚起状況、および本研究対象である中小企業のおかれている環境等を熟考しながら、適宜、研究環境の妥当性を判断して、研究内容および計画を柔軟に変更する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染症蔓延のため研究予定内容を順延したことで、次年度使用額が生じた。今後の使用計画は、実質的に当初予定の3年間での本研究の完了は難しいため、次年度まで延期し本研究を4年間で完了させることとし、本年度までに一部を実施した「2-①.企業サーベイリサーチ(定性調査)」を完了させ、「2-②企業サーベイリサーチ(定量調査)」を実施し、全体のまとめを行うことに変更する。したがって、次年度はそれらに必要な費用を 支出することにしたい。
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Research Products
(4 results)