2023 Fiscal Year Research-status Report
老舗企業の伝統継承における組織文化と長期存続に関するフィールド研究
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20K01846
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
加藤 敬太 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (10581861)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 組織美学 / 組織文化論 / 老舗企業 / 事例研究 / フィール研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、これまでレビューしてきた組織文化論を発展させた組織美学に関して、その観点からのフィールド調査ならびに学会報告、研究書の執筆に向けた作業を遂行してきた。途中、ファミリービジネス学会全国大会で研究成果の成果を報告した。また、世界的にトップレベルの研究者が所在するオーストラリアのメルボルン大学で研究成果の報告をしてフィードバックを受けた。そのうえで、組織美学に関連するレビューをまとめ、国際学会ANZAM - Australian and New Zealand Academy of Managementに採択され報告を行った。さらにブラッシュアップしたものを年度内に組織学会研究発表大会に申込し採択された。来年度に向けて、研究書の出版を目指して準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍、以降のフィールド研究の遅れを取り戻しつつある。次年度は、これまで収集したデータをもとに事例分析の成果を公刊する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、組織学会研究発表大会での報告がすでに採択されている。補足的なフィールド調査を行い、年度末に向けて、論文の執筆と研究書の執筆に全力を尽くす所存である。
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Causes of Carryover |
研究の進捗に合わせて、次年度使用額が生じた。次年度の使用計画としては、追加の補足的なフィールド調査を行いデータを補足・補強すること、学会報告並びに国際的な研究会等への参加にともなう出張費、データ整理関連費用などを使用する予定である。
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