2020 Fiscal Year Research-status Report
Research into traditional and emerging dimensions of cross-national cultures and their effects on multinational corporations
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20K01860
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
咲川 孝 中央大学, 国際経営学部, 教授 (80272805)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 組織文化 / 異文化研究 / 人的資源管理 / コロナ禍 |
Outline of Annual Research Achievements |
調査の調査計画とは異なる内容となってきた。多国籍企業と国の文化との関連であるが、その後、多国籍企業あるいは現地企業かどうかで、国の文化への影響はそれほど変わらないようであると、他の研究者からの意見で分かってきた。その一方で、多国籍企業、その本社レベルでの組織文化はどのような次元でるあるのかを理論考察をした。それを、2020年10月24日に開催をされた国際戦略経営研究学会にて、「The Cultural Dimensions and International Strategies of the MNC」というテーマで報告をした。 前述のように、コロナ禍にて、海外訪問の代わりに、調査会社を通してオンラインサーベイにて、日本、シンガポール、オーストラリアで、文化、働き方や管理に係わる慣行、つまり雇用保障、OffJTなどのコロナ禍の前に主要であった管理慣行と、コロナ禍に多く利用されるようになったと思われるテレワーキング、フレクスタイムが、実際に、コロナ禍の前と後で、利用される頻度、それが従業員の仕事への関与に及ぼす効果を調査をした。調査計画とは異なり、コロナ禍前とコロナ禍の後で、管理慣行の違い、文化(組織文化)が及ぼす効果を調査をした。しかし、調査計画で述べたように、多国籍企業かどうかまで調べなかったが、前述のように、その違いはあまり関連ないと思ったからでもあり、多国籍企業か現地企業かは調査項目に入れなかった。調査結果は、以下に公表している。 (日本語ページ)https://yab.yomiuri.co.jp/adv/chuo/research/20210218.php (英語ページ)https://yab.yomiuri.co.jp/adv/chuo/dy/research/20210218_en.php
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査の調査計画とは異なる内容となってきた。まず、その後、仮説が良くないと気づいたり、さらにコロナ禍のなかで海外調査訪問ができなく、調査方法論を変更をしたり、またこれと関連をして、コロナ禍におけおける社会への貢献を意識をした調査を実施しようとしたからである。
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Strategy for Future Research Activity |
国の文化を直接、測定することは困難であるので、組織文化を測定することによって、国で異なるのか、企業で異なるのかを調べ、その上で、国の文化の輪郭、その次元を調べいきたい。多国籍企業か、現地企業かの違いはないと思われる。 コロナ禍が続くので、オンラインサーベイで、今年は、欧州の国を中心にして、文化、つまり組織文化、人的資源管理の慣行、その従業員の仕事への関与を調べる。また、コロナ禍前と、後でどう異なるかを調べる。 しかし、一方において、理論研究として、国の文化と組織文化とのつながり、多国籍企業の本社の組織文化の次元を明らかにしていきたい。
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Causes of Carryover |
当初、次年度使用額を利用しようとしたが、実際には、100万円以下に費用を低くすることができた。
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Research Products
(3 results)