2023 Fiscal Year Annual Research Report
創発的ビジネスモデル・イノベーションの知識創造・戦略形成プロセス・マネジメント
Project/Area Number |
20K01909
|
Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
伊藤 嘉浩 長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (60436235)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
殷 勇 同志社大学, ビジネス研究科, 教授 (50344776)
野田 英雄 東京理科大学, 経営学部ビジネスエコノミクス学科, 教授 (90347724)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | ビジネスモデル / ビジネスモデル・イノベーション / 創発的ビジネスモデル / イノベーターズ・ジレンマ |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に作成していた創発的ビジネスモデル・イノベーションの論文原稿について、国際的な学会等により得られたコメントに基づいて、2回の大幅修正を行った。その結果、海外の査読付きワークショップに参加することが出来るようになった。これにより、本論文の最終的なパブリッシュの可能性が高まった。 また、この研究の途中で得られたイノベーターズ・ジレンマの定式化について、既にワーキングペーパーを公開しているが、こちらも海外の学界からの有益なコメントが得られた結果、論文の2回の大幅修正を行った。これにより、最終的な研究成果に近づけることが出来た。 以上のように、最終年度にこれらの論文の最終的なパブリッシュまでは至らなかったが、大きな研究成果を得ることが出来た。また、海外の学界等を通じて、国際水準の経営学の研究実行の知見や専門知識を得ることが出来た。 本研究期間を通じて、創発的ビジネスモデル・イノベーションの理論構築を行うという目的に対して、大きな研究上の前進が得られた。今後も研究助成を得ることが出来れば、さらに最終的な研究成果を得られると考えられる。 今後の研究の方向性としては、本研究と並行して行ってきた、今日のビジネスで非常に重要なプラットフォーム・ビジネスの競争戦略の理論、データ実証、ケーススタデイの総合的研究にシフトしていくことを計画している。その際には、世界的にIT企業の市場独占により問題のなっていることから、法的視点も取り入れていくことを考えている。
|