2022 Fiscal Year Research-status Report
Effect of semi-open innovation for regional brand development
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20K01927
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
小田 哲明 立命館大学, テクノロジー・マネジメント研究科, 教授 (80533463)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高梨 千賀子 東洋大学, 経営学部, 教授 (00512526)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 地域ブランド / 地域団体商標 / ブランディング / イノベーション |
Outline of Annual Research Achievements |
ダイナミックケイパビリティが地域ブランドに与える影響に関するアンケートに基づき、モデル化されたセミ・オープンイノベーションの成果へ至る因果連鎖について、共分散構造分析を行い、社会的文脈(social context)に即した地域ブランド活性化について分析した結果、社会的価値はブランドに有意には影響していないことが分かった。同様のアンケートを大学発ベンチャーにも送付し、47社から得た回答を基に同様の共分散構造分析を行ったところ、大学発ベンチャーにおいても社会的価値はブランドに有意には影響していないことが分かった。 これらの分析結果に基づいて、論文の執筆を開始している。 さらに、オープンエンドの非構造化インタビューにより、地域特産品を活用している地方大学発ベンチャーを調査し、地域大学の産学連携機関が地方大学発ベンチャーのブランディングに貢献していることについて知見を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
定量分析に用いるアンケートは既に回収が完了しており、定量分析による論文の執筆に取り掛かっている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、さらなる事例を収集するためにインタビューを継続し、定性分析を行う予定である。具体的には、セミオープンイノベーションのステークホルダーである地域大学の役割について分析を進める予定である。また、定量分析及び定性分析による論文の執筆を鋭意進めていく。
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Causes of Carryover |
コロナ第7波によりオンライン会議となり、交通費等に余剰が生じた結果、次年度使用額が生じた。次年度は、対面のインタビューにおける交通費等に主に使用される予定である。
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