2021 Fiscal Year Research-status Report
アントレプレナーシップ教育におけるチームのアウトプットに影響を与える要素分析
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20K01939
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
島岡 未来子 早稲田大学, 研究戦略センター, 教授 (10614612)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 起業家教育 / アントレプレナーシップ教育 / チーム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、バーチャル・コンテキストにおけるアントレプレナーシップ教育プログラムの参加者の学習と成長を測定するため、次に述べるマルチレベルのフレームワークを設計した。チームレベルでは、バーチャルチームのダイナミクスを描写するためにビデオ録画を使用。具体的には、バーチャルツール(例:Zoomビデオ会議)により、音声や行動(例:ある参加者が誰に対して話しソーシャルサポートを示すか)を記録し可視化する。個人レベルでは、各参加者の起業意思の経時的な成長を描くために縦断的な調査を実施した。本フレームワークを用い、マルチレベルの問いを検討するために,2つの分析戦略を適用する。第一に、チームレベルでは、機械学習アルゴリズムを適用して、参加者の言説を、時間情報を含むテキストに変換し、バーチャルチームに埋め込まれた行動ダイナミクスを特定する。チームダイナミクスの違いを明らかにするために、低業績チームと高業績チームの発言ネットワークとバックチャネリングネットワークを対比。 第二に、個人レベルでは、成長モデリングを適用し、参加者個人の起業意思が時間の経過とともに増加するかどうかを計測する。
2020年度、2021年度に早稲田大学が主幹して実施した、アントレプレナーシッププログラムを対象にデータの収集と分析を行った。本ワークショップはオンライン、3日間の開催であり、複数の大学から約30名づつが参加した。
分析の結果、高業績チームには発言ネットワークとバックチャネリングで特異的なパターンが見いだされた。さらに、起業意思はプログラム後に一定程度増加したことも確認した。本研究の結果は、2022年夏に開催されるAcademy of Management Conference, 82, TLC Division. の発表に申請し、採択された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初計画は、対面のワークショップを想定してデータを収集する予定であったが、コロナパンデミックの影響により、急遽オンラインでの開催にワークショップを切り替えた。それに伴い、研究手法を含む様々な変更があったため、計画が遅れた。一方でデータは順調に収集でき、分析して有意な結果がでており、海外学会での発表にも受理されている。しかし、全体では、コロナの影響により当初の計画より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度もワークショップを実施できれば(これは他の要因が影響する)、データ収集を引き続き行う。これまでの蓄積を生かして国際ジャーナルへの投稿を試みる。一方で国内学会での発表も検討する。
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Causes of Carryover |
コロナの影響により、研究計画の変更が生じ、全体的に研究計画が後ろ倒しになっている。またコロナの影響により渡航が難しかったため、海外共同研究者との打ち合わせはオンラインにて行ったため経費がかからなかった。2022年度は、状況が改善すれば、国際学会での発表、海外渡航を伴う調査打ち合わせ等を予定している。
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Research Products
(3 results)
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[Presentation] Learning effectiveness of virtual entrepreneurship programs: A multilevel evaluation framework.2022
Author(s)
Jin, F., Shimaoka M., Kito, T., Sayama, H., Chao, C.-H., & Tsai, C.-Y.
Organizer
Academy of Management Conference, 82, TLC Division
Int'l Joint Research
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